中国鉄路成都局集団有限公司

中国鉄路成都局集団有限公司について

中国鉄路成都局集団有限公司は、中国国家鉄路集団に所属する鉄道運営会社です。旧称は成都鉄路局で、略称として成都局や成局とも呼ばれます。1952年に設立され、局の本部は四川省成都市に置かれています。

管轄範囲

成都局は、四川省、重慶市、貴州省の全域に加え、雲南省の一部地域を管轄しています。これらの地域は、中国西南地方における重要な交通の要衝であり、成都局は地域の経済発展を支える重要な役割を担っています。

主要路線

成都局が管轄する主な路線は以下の通りです。

宝成線
成渝線
成昆線
達成線
遂渝線
襄渝線
川黔線
渝懐線（広鉄集団が持株）
内六線
黔桂線
滬昆線（湘黔線・貴昆線を含む）
達万線

これらの路線は、中国西南地方の主要都市を結び、旅客輸送と貨物輸送の両面で重要な役割を果たしています。総営業距離は5000kmを超え、540の駅が管区内に存在します。

機務段（機関区）

成都局には、以下の機務段（機関区）があります。

成都機務段（成段）
重慶機務段（重段）
南充機務段（南段）
貴陽機務段（貴段）


かつて存在した機務段は、再編や統合を経て、現在の体制に至っています。廃止された主な機務段は以下の通りです。

遵義機務段（遵段）：貴陽機務段に併合
麻尾機務段（麻段）：貴陽機務段に併合
重慶南機務段（重南）：重慶機務段へ変更
馬角壩機務段（馬段）：江油機務段に併合、後に江油機務段が成都機務段に併合
江油機務段（江段）：成都機務段に併合
内江機務段（内段）：重慶機務段に併合
峨眉機務段（峨段）：成都機務段に併合
西昌機務段（西段）：成都機務段に併合
達成鉄路機輛事業部（成局達成）：成都機務段に併合

これらの機務段は、機関車の整備や管理を行う重要な拠点でしたが、組織再編により統合が進められました。

外部リンク

成都鉄路局概況 (中華人民共和国鉄道部)（簡体字中国語）
* 成都鉄路局運営線路示意図（中国鉄路貨運網）（簡体字中国語）

まとめ

中国鉄路成都局集団有限公司は、中国西南地方における鉄道輸送の要であり、広大な路線網と多数の駅を管理しています。過去の組織再編を経て、効率的な運営体制を構築し、地域の経済発展に貢献しています。

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