京橋駅 (東京都)

京橋駅 (G10)

京橋駅は、東京都中央区京橋二丁目に位置する東京地下鉄（東京メトロ）銀座線の駅です。駅番号はG10で、「明治屋前」という副名称を持っています。

歴史

京橋駅は、1932年（昭和7年）12月24日に東京地下鉄道の三越前駅 - 当駅間の開業に伴い、終着駅として開業しました。駅建設費用の一部は明治屋が負担しています。その後、1934年（昭和9年）3月3日に当駅 - 銀座間が延伸開業し、途中駅となりました。

1935年（昭和10年）3月11日未明には、切符売り場周辺を焼く火災が発生し、日本の地下鉄駅で初の火災事例となりました。1941年（昭和16年）9月1日には、陸上交通事業調整法により東京地下鉄道が路線を帝都高速度交通営団（営団地下鉄）に譲渡、営団地下鉄の駅となりました。1945年（昭和20年）1月27日には、隣の銀座駅とともに空襲被害を受け、駅の一部が崩壊しています。

1963年（昭和38年）9月5日には、草加次郎事件が発生し、車内に設置された爆発物によって10人が重軽傷を負いました。2004年（平成16年）4月1日の営団地下鉄民営化に伴い、東京地下鉄（東京メトロ）に継承されています。2007年（平成19年）3月18日には、ICカード「PASMO」の利用が可能となり、2018年（平成30年）11月22日には発車メロディが導入されました。

駅構造

京橋駅は島式ホーム1面2線を有する地下駅です。地下2階のホーム両端には地下1階改札に連絡する階段があり、ホームの中程には地下1階エレベーター専用改札に連絡するエレベーターが設置されています。地下2階には売店 (METRO'S) が設けられています。トイレは改札外の地下1階通路中間にあり、多機能トイレも設置されています。2020年（令和2年）4月1日には、AGCから寄贈された中西信洋制作のパブリックアート「Stripe Drawing – Flow of time」が3番出入口付近に設置されました。これは約600枚のダイクロイックミラーを用いた作品です。

のりば

銀座線

発車メロディ

2018年（平成30年）11月22日からスイッチ制作の発車メロディ（発車サイン音）を使用しています。1番線は「蜜柑色の夢」、2番線は「雪月花」（いずれも福嶋尚哉作曲）です。

銀座線と東西線の乗り換え駅の準備工事

現在の銀座線と東西線は隣の日本橋駅で交差していますが、戦前の都市計画では異なるルートが計画されていました。銀座線当駅 - 日本橋駅間には、将来的に第5号線がさらに下を通ることを考慮し、連絡駅（新駅）となる相対式ホームの準備工事と乗り換え連絡通路などが設けられる構造となっていました。しかし、戦後の都市計画で東西線が北側の現行ルートに変更されたため、この計画は実現しませんでした。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は50,698人であり、東京メトロ全130駅中72位です。

駅周辺

京橋駅周辺には、以下の施設があります。

鍛冶橋通り
国道15号（中央通り）
国立映画アーカイブ
中央区京橋区民館
京橋通郵便局
警察博物館
アーティゾン美術館
相互館110タワー
東京ミッドタウン八重洲
バスターミナル東京[[八重洲]]
京橋エドグラン
明治本社
東京建物京橋ビル
東京スクエアガーデン
ブリヂストン本社
ホテル西洋銀座（閉業）
八重洲富士屋ホテル（閉業）
アサヒビール本社
国際興業本社
明治ホールディングス本社（明治京橋ビル）
オービック本社
住友ファーマ東京本社
戸田建設本社
明治屋本社
商工組合中央金庫本店
八重洲ブックセンター本店
都営地下鉄浅草線 宝町駅
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅
* JR東日本 東京駅

バス路線

最寄りのバス停留所は京橋二丁目です。日の丸自動車興業のメトロリンク日本橋（東京駅八重洲口・地下鉄三越前駅・JR新日本橋駅を循環）が乗り入れています。東京駅高速バスターミナルへもアクセスが便利です。将来的には、八重洲二丁目中地区の再開発により、バスターミナル東京[[八重洲]]と地下通路で接続される予定です。

隣の駅

東京メトロ[[銀座線]]

銀座駅 (G 09) - 京橋駅 (G 10) - 日本橋駅 (G 11)

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