伊集院町桑畑

鹿児島県日置市伊集院町桑畑

概要

伊集院町桑畑は、鹿児島県日置市の中部に位置する大字です。旧薩摩国日置郡伊集院郷に属し、歴史的な背景を持つ地域です。郵便番号は899-2441で、2020年10月1日現在の人口は122人、世帯数は57世帯です。

地理

位置

日置市の中央部に位置し、野田川の中流域に広がっています。北は東市来町養母、南は伊集院町妙円寺、東は伊集院町下神殿、西は伊集院町野田と隣接しています。

地形

野田川に沿って平地が形成され、周囲は海抜150メートルの丘陵地帯となっています。平地部には国道3号線が東西に走り、沿線には民家が点在しています。

河川

野田川

歴史

成立から町村制施行まで

「桑畑」という地名は鎌倉時代から見られ、薩摩国伊集院の一部でした。「桑波田」や「桑幡」とも表記されました。建久8年の薩摩国図田帳に伊集院の一部として桑畑が記録されているのが、その初見とされています。

江戸時代には、薩摩国日置郡伊集院郷に属し、村高は天明8年には282石余、「天保郷帳」には215石余、「旧高旧領取調帳」には247石余と記録されています。村の中央を郡山往還が通り、徳重村への支道が分岐していました。

町村制施行以降

1889年（明治22年）4月1日の町村制施行により、旧伊集院郷の北部が合併し、下伊集院村が成立。桑畑村は下伊集院村の大字「桑畑」となりました。

1879年（明治12年）には字域内に小学校が設置されましたが、後に野田簡易科小学校と合併し桑野簡易科小学校となり、1892年（明治25年）には上神殿小学校に統合されました。

1956年（昭和31年）9月30日、下伊集院村が解体分割され、桑畑は伊集院町に編入されました。

1979年（昭和54年）10月8日には、妙円寺団地の一部として、大字徳重、大字野田、大字下神殿、大字桑畑の一部がそれぞれ妙円寺三丁目に編入されました。

2001年（平成13年）には、桑畑の一部が下神殿の一部となり、下神殿の一部が桑畑の一部となるという、区域の微調整が行われました。

2005年（平成17年）5月1日、伊集院町が周辺の町と合併して日置市が成立し、大字名が「伊集院町桑畑」に改称されました。合併に伴い、字の区域は現行通りとされましたが、字の名称には合併前の町名が冠されるようになりました。

字域の変遷

字域は、歴史の中で何度か変遷を経験していますが、おおむね旧来の区域を維持しています。

人口

国勢調査

1995年以降の国勢調査による人口推移は以下の通りです。

年	人口

---	---
1995年	データなし

2000年	データなし

2005年	データなし
2010年	データなし
2015年	データなし
2020年	122人

施設

寺社

飯積神社

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区については日置市教育委員会にご確認ください。

交通

道路

一般国道：国道3号

脚注

字の名称の変更に関する告示については、鹿児島県公報をご確認ください。

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。

関連項目

桑畑（曖昧さ回避ページ）

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