住吉駅(すみよしえき)
住吉駅は、
東京都江東区に位置する、
東京都交通局(
都営地下鉄)と
東京地下鉄(東京メトロ)の駅です。都営新宿線(駅番号:S 13)と
東京メトロ半蔵門線(駅番号:Z 12)が乗り入れ、両路線の接続駅として機能しています。所在地は、
都営地下鉄側が住吉二丁目、東京メトロ側が猿江二丁目となっています。
歴史
住吉駅は、
都営地下鉄と東京メトロで開業時期が異なります。
1978年(昭和53年)12月21日:都営地下鉄新宿線の駅が開業しました。
2003年(平成15年)
3月19日:
東京メトロ半蔵門線の駅が開業し、
乗換駅となりました。
2004年(平成16年)4月1日:営団地下鉄の民営化に伴い、半蔵門線の駅が東京メトロに継承されました。
2007年(平成19年)
3月18日:
ICカード「
PASMO」の利用が可能になりました。
2018年(平成30年)9月13日:半蔵門線の駅に発車メロディが導入されました。
駅構造
都営地下鉄の住吉駅は、新大橋通りと四ツ目通りの交差点の地下に位置しています。相対式ホーム2面2線を有する地下駅で、中央に柱がある構造です。新宿方面には、非常時用の折り返し運転が可能な片渡り線が設置されています。
半蔵門線が開業するまでは、改札口は地下1階にありましたが、乗り換えの利便性を高めるため、開業後に地下2階へ移転しました。同時に、地下1階は改札外コンコースとなりました。改札口は方面別に分けられており、改札内でのホーム間の移動はできません。
東京メトロの住吉駅は、地下3階と地下4階の2層構造の地下駅です。地下3階が1番線、地下4階が2番線となっており、それぞれ島式ホーム1面2線を有しています。片側の線路は留置線として使用されており、フェンスで区切られています。将来の有楽町線分岐線(建設中)への接続を考慮した設計となっています。
留置線は、押上駅や清澄白河駅を終点とする列車の回送や留置に使われています。当駅を終点とする列車は設定されていませんが、渋谷方面へ向かう当駅始発の列車が、平日に2本、土休日に1本運行されています。配線の都合上、地下3階の留置線から出庫する際や、地下4階の留置線へ入庫する際には、錦糸町側の本線上で折り返し運転を行います。
改札口は地下2階に2箇所あり、都営新宿線へは同じフロアで乗り換え可能です。ただし、都営新宿線は改札内で反対側のホームに直接連絡していません。
当駅は、「日本橋駅務管区住吉地域」として近隣の駅を管理しています。
半蔵門線ホームの深さは、押上方面(2番線)が32.6m、渋谷方面(1番線)が25.3mです。押上方面のホームは、半蔵門線の中で永田町駅に次いで2番目に深く、東京メトロ全体でも6番目に深い駅です。また、押上方面のホーム面は地下31.0mで、東京の地下鉄の中で最も標高が低い場所に位置しています。
のりば
都営地下鉄新宿線
1番線:西大島・本八幡方面
2番線:新宿方面
東京メトロ半蔵門線
1番線:渋谷方面
2番線:押上方面
2018年9月13日より、スイッチ制作の発車メロディが使用されています。
1番線:「深呼吸」
2番線:「花霞」
これらの曲は、いずれも福嶋尚哉氏によって作曲されました。
利用状況
2022年度の1日平均乗降人員は37,040人(乗車人員:18,542人、降車人員:18,498人)です。急行停車駅である大島駅よりも利用者が多いですが、接続路線のある駅の中では最も少ない人数です。
東京メトロ
2023年度の1日平均乗降人員は52,392人です。開業前の予想乗降人員は16,000人でした。2015年度は半蔵門線で最も利用者が少ない駅でしたが、2016年度には隣の清澄白河駅を上回りました。
駅周辺
住吉駅周辺には、以下の施設があります。
伊勢ヶ濱部屋
猿江恩賜公園
ティアラこうとう
猿江神社
江東区児童会館
東京都立科学技術高等学校
東京都立墨東特別支援学校
江東西税務署
江東区男女共同参画推進センター(パルシティ江東)
江東区スポーツ会館
江東住吉
郵便局
日本ヒューレット・パッカード本社
東京フットボールクラブ本社
FC東京深川グランド
ニトリ江東猿江店
ライフ深川猿江店
四ツ目通り
新大橋通り
小名木川
扇橋閘門
バス路線
最寄りのバス停留所は、住吉駅前バス停です。以下の路線バスが発着しています。
錦11:
築地駅前行
錦13:晴海埠頭行・豊洲駅前行・深川車庫前行
東22:
東陽町駅前行・東京駅丸の内北口行 / 錦糸町駅前行
錦22:臨海車庫行 / 錦糸町駅前行
錦28:東大島駅前行 / 錦糸町駅前行
隣の駅
都営地下鉄新宿線
菊川駅 (S 12) -
住吉駅 (S 13) - 西大島駅 (S 14)
東京メトロ半蔵門線
清澄白河駅 (Z 11) -
住吉駅 (Z 12) - 錦糸町駅 (Z 13)