佐藤水菜

佐藤水菜（さとう みな）

1998年12月7日生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身の女子競輪選手、自転車競技選手です。日本競輪選手会神奈川支部に所属し、ホームバンクは川崎競輪場です。競輪学校114期生で、師匠は對馬太陽（85期）です。

生い立ちと自転車競技との出会い

自転車競技好きの父親の影響で幼少期から自転車に親しみ、小学校低学年の頃には自宅から江の島まで往復20kmを走破していました。中学3年生の時に本格的にロードバイクに乗り始め、茅ヶ崎高校進学後は軽音楽部に所属する傍ら、地元の湘南愛輪会で自転車競技の大会に出場していました。

競輪選手への道

2017年1月、競輪学校に合格し、在校中は5位の成績（24勝）を収めました。卒業記念レースでは予選を3連勝で勝ち進みましたが、決勝は3着でした。2018年7月に四日市競輪場でデビューし、デビュー戦で初勝利を挙げました。その後、7月26日の川崎競輪場で初優勝を果たし、デビュー年の活躍が認められ、ガールズグランプリトライアルレースに特例で選出されました。

競輪での活躍

2019年にはガールズケイリンコレクション初出場を決め、年間18回の優勝を重ねました。同年のガールズグランプリでは4着に終わりましたが、賞金獲得額で5位に入りました。

2020年にはナショナルチーム入りを果たし、ガールズグランプリトライアルで優勝し、2年連続でガールズグランプリに出場しました。

2021年はガールズケイリンコレクションで連覇を果たし、世界選手権では女子ケイリンで銀メダルを獲得しました。この年は自転車競技を優先したため、競輪の出走は40走にとどまりましたが、そのうち37回で1着を獲得しました。

2022年も世界選手権女子ケイリンで銀メダルを獲得。ガールズケイリンでは、出走回数が限られる中でも、ガールズケイリンフェスティバル、ガールズケイリンコレクションを制覇しました。同年末のガールズグランプリでは落車に巻き込まれ、初優勝はなりませんでした。

2023年は、トラックナショナルズカップ女子ケイリンで2大会連続優勝を飾り、ガールズケイリンコレクションも完全制覇、アジア競技大会でも二冠を達成しました。さらにオールガールズクラシック初代女王となり、年末のガールズグランプリで初優勝、年間賞金女王にも輝きました。

2024年には、トラックナショナルズカップで金メダルを獲得、パリオリンピックに出場しました。世界選手権では女子スプリントで銅メダル、女子ケイリンでは金メダルを獲得し、日本人女子選手として初のケイリン世界チャンピオンとなりました。また、競輪祭女子王座戦で完全優勝を果たし、同年末のガールズグランプリ出場権を獲得しました。

主な獲得タイトルと記録

2020年 - ガールズグランプリトライアル（小倉競輪場）
2021年 - ガールズケイリンコレクション京王閣ステージ（京王閣競輪場）、ガールズケイリンコレクションいわき平ステージ・アルテミス賞（いわき平競輪場）
2022年 - ガールズケイリンフェスティバル（玉野競輪場）、ガールズケイリンコレクション西武園ステージ・ガールズドリームレース（西武園競輪場）、ガールズグランプリトライアル（小倉競輪場）
2023年 - ガールズケイリンコレクション別府ステージ（別府競輪場）、オールガールズクラシック（松戸競輪場）、オッズパーク杯ガールズグランプリ2023（立川競輪場）
2024年 - 競輪祭女子王座戦（小倉競輪場）
年間賞金女王 - 1回（2023年）

自転車競技での戦績

2021年 世界選手権[[自転車競技大会]]（ルーベ）女子ケイリン 2位
2022年 世界選手権[[自転車競技大会]]（イヴリーヌ）女子ケイリン 2位
2023年 アジア大会（杭州）女子ケイリン 優勝、女子スプリント 優勝
2024年 世界選手権[[自転車競技大会]]（バレラップ）女子ケイリン 優勝、女子スプリント 3位

人物

茅ヶ崎高校時代は軽音楽部に所属し、ドラムを担当していました。自転車での遠出が好きで、東京タワーやディズニーランド、山中湖まで自転車で出かけたことがあります。

外部リンク

佐藤水菜 - UCI
佐藤水菜 - Cycling Archives
佐藤水菜 - CycleBase
佐藤 水菜 - KEIRIN.JP
* 佐藤 水菜 (@satomina15306) - X（旧Twitter）

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