入来町浦之名

入来町浦之名（いりきちょううらのみょう）

鹿児島県薩摩川内市に位置する入来町浦之名は、薩摩川内市のほぼ中央部、旧入来町の南部に広がる地域です。この地は、かつて「裏之名」とも表記されていました。

地理

入来町浦之名は、薩摩川内市の中心部に位置し、北には入来町副田、南には鹿児島市郡山町、花尾町、郡山岳町、西には樋脇町市比野、樋脇町塔之原、東には祁答院町藺牟田、姶良市蒲生町白男と隣接しています。地域の中央を南北に国道328号が走り、北部には鹿児島県道346号山田入来線、中部には鹿児島県道42号川内加治木線、南部には鹿児島県道395号山之口真黒線が東西に走っています。

この地域には、武家屋敷群が残っており、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。武家屋敷群の中には、薩摩川内市立入来小学校、薩摩川内市立入来幼稚園、薩摩川内市役所入来支所などの公共施設も位置しています。また、中央部には薩摩川内市立入来中学校、鹿児島障害者職業能力開発校、そして君が代の歌詞発祥の地とされる大宮神社があります。南部には薩摩川内市立大馬越小学校、東部には薩摩川内市立朝陽小学校が所在しています。

歴史

入来町浦之名は、古くは清色と呼ばれていましたが、慶長18年に浦之名と改称されました。江戸時代には、薩摩国薩摩郡入来郷に属し、村高は時代によって変動がありました。中世以降、入来院氏の本拠地である清色城を中心に、地頭仮屋が置かれ、麓が形成されました。

1889年の町村制施行に伴い、入来村の大字「浦之名」となり、1948年には入来町の大字となりました。2004年には、川内市などとの合併により薩摩川内市が誕生し、現在の「入来町浦之名」となりました。

人口

2020年10月1日現在、入来町浦之名の人口は2,038人、世帯数は897世帯です。国勢調査による人口推移は、1995年以降記録されています。

文化財

国指定

新大橋（登録有形文化財）

施設

公共

薩摩川内市役所入来支所
鹿児島県警察薩摩川内警察署薩摩川内東交番
入来郷土館
北薩森林管理署入来森林事務所
入来学校給食センター
薩摩川内市消防局東部消防署
国立・県立鹿児島障害者企業能力開発校

教育

薩摩川内市立入来中学校
薩摩川内市立入来小学校
薩摩川内市立朝陽小学校
薩摩川内市立大馬越小学校
薩摩川内市立入来幼稚園
入来保育所

郵便局

入来麓郵便局
山之口簡易郵便局

寺社

大宮神社 - 君が代の歌詞発祥の地
今熊神社
赤城神社
近岡神社
菅原神社

小・中学校の学区

薩摩川内市立の小・中学校に通う場合、学区は定められています。

交通

道路

一般国道

国道328号

主要地方道

鹿児島県道42号川内加治木線

一般県道

鹿児島県道346号山田入来線
鹿児島県道395号山之口真黒線

脚注

関連項目

浦之名（曖昧さ回避ページ）

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