内藤政苗

内藤政苗（ないとう まさみつ）は、江戸時代中期に生きた大名であり、上野国安中藩の第3代藩主、そして三河国挙母藩の初代藩主を務めました。官位は従五位下・丹波守。挙母藩内藤家の5代目にあたります。

略歴

内藤政苗は、安中藩の2代藩主であった内藤政里の次男として生まれました。延享3年（1746年）に父・政里が死去したことにより、家督を継ぎ、安中藩の藩主となりました。

寛延2年（1749年）2月6日、政苗は三河国挙母への移封を命じられます。これにより、彼は挙母藩の初代藩主となりました。藩主として善政に努めましたが、明和3年（1766年）には、徳川宗将の四男である学文を養子に迎え、家督を譲って隠居しました。その後、享和2年（1802年）に62歳でその生涯を閉じました。

系譜

父母
父：内藤政里
母：脇坂安清の娘
正室
浄鏡院 ー 朽木玄綱の娘
側室
山口氏
子女
内藤政平（次男） ー 廃嫡、生母は山口氏（側室）
今井好用室のち曽根次武室
神谷清俊の養女、生母は山口氏（側室）
大久保忠陽継室、生母は山口氏（側室）
養子
内藤学文 ー 徳川宗将の四男

内藤政苗は、激動の時代を生き抜き、二つの藩の藩主を務めた人物として、その名が歴史に刻まれています。彼の治世は、それぞれの藩に大きな影響を与え、その後の発展に貢献しました。

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