北門駅 (台北市)

台北捷運北門駅：歴史と交通の要衝

台北捷運北門駅（ほくもんえき）は、台北市大同区に位置する台北捷運松山新店線の駅です。駅番号は「G13」、副駅名として「大稲埕南」の名も持ちます。この駅は、かつて存在した台湾総督府鉄道淡水線の北門停車場の跡地付近に建設されており、歴史的な背景も有しています。

歴史

台湾総督府鉄道

1915年（大正4年）8月17日、台湾総督府鉄道淡水線の旅客始発駅として、台北庁大加蚋堡大稲埕北門口街に開業しました。当時の駅は単式ホーム1面1線の地上駅でした。しかし、1923年（大正12年）3月16日に台北駅が始発駅となると、北門駅は廃止されました。

北門停車場の跡地は、戦後、国道客運台北総站として利用されていましたが、2010年以降は台北双子星西棟の建設予定地となっています。

台北捷運

2014年11月15日、台北捷運松山線の西門～松山間開通に伴い、現在の北門駅が開業しました。これにより、台北の交通網はさらに便利になりました。

駅構造

北門駅は地下3階にホームがあり、相対式2面2線の構造です。ホームにはフルハイトタイプのホームドアが設置されており、安全性が確保されています。

改札階は地下2階にあり、改札口、切符売り場、案内所などが設けられています。地下1階には歴史遺物展示エリアがあり、駅の歴史に触れることができます。また、地下1階は台北地下街に直結しており、地下街を経由して台北駅まで移動できます。

のりば

相対式ホーム2面2線

駅出口

出口1（塔城街西側）：忠孝西路方面
出口2（塔城街東側）：塔城街方面
出口3（北側）：鄭州路方面

利用状況

桃園機場捷運（桃園空港MRT）が開業した2017年以降、北門駅の利用客数は大幅に増加しています。これは、空港へのアクセスが向上したことによるものと考えられます。

駅周辺

北門駅は、塔城街の下、忠孝西路と市民大道が交わるエリアに位置しています。駅名は、近くにある台北府城北門に由来しています。駅周辺には多くの歴史的建造物や公共施設、商業施設があります。

台北府城北門
財政部台北国税局
台北郵局（中華郵政）
国立台湾博物館鉄道部園区（旧台湾総督府交通局庁舎、戦後は台湾鉄路管理局旧庁舎）
衛生福利部国民健康署
財政部関務署
海関博物館
台北中小企業銀行総行
塔城公園
臺北市立忠孝國中
台北医院城区分院
台北市立総合医院中興院区
玉泉公園
万華運動中心
西寧市場
台北市政府警察局万華分局武昌街派出所
福星國小
迪化街
日統客運台北駅（バスターミナル）
YouBike（台北市公共自転車）捷運北門駅(3号出口)
撫台街洋楼
台北地下街
桃園捷運 機場線（桃園機場捷運）台北駅 - 旧台鉄北門駅→国道客運台北総站の跡地に開業しています。

バス路線

駅周辺には多数のバス路線が乗り入れています。

隣の駅

台北捷運

松山新店線：中山駅 (G14) - 北門駅 (G13) - 西門駅 (G12)

台湾総督府鉄道

淡水線（廃止）：大稲埕駅 - 北門駅 - 台北駅

北門駅は、その歴史的な背景と現代的な交通インフラが融合した場所であり、台北観光において重要な拠点となっています。歴史を感じさせる建物から現代的な商業施設まで、様々な魅力に溢れています。

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