南崗区

南崗区（なんこう-く）

南崗区は、中華人民共和国黒龍江省ハルビン市に位置する市轄区です。ハルビン市の中心部に位置し、政治、経済、文化の中心としての役割を担っています。

地理

南崗区は、ハルビン市街地の南部に位置し、松花江の南岸に広がっています。区内には、馬家溝河が流れています。比較的平坦な地形ですが、一部には丘陵地も見られます。

歴史

南崗区の旧称は秦家崗と称されていました。その由来は、現在のハルビン駅付近で秦姓の人物が活動していたことにあります。元々は馬家溝河以北、東清鉄道以南の丘陵地を指し、清代にはアルチュカ副都統の管轄地でした。

1898年（光緒24年）の東清鉄道敷設に伴い市街地が形成され、1907年（光緒33年）には新市街（大直街及び駅を中心とする地区）が市区となりました。鉄道沿線の王崗鎮などの村屯は鉄道附属地と定められ、ロシア人によるハルビン自治公義会が管轄しました。

中華民国成立後の1926年3月30日、東省特別区市政管理局はロシア人による公議会を解散させ、ハルビン自治臨時委員会が設立されました。同年6月17日より埠頭区及び新市街がハルビン特別市の管轄となりました。1938年には新市街の馬家溝河以北が南崗区、馬家溝河以南が馬家区となり、1949年10月に馬家区、1972年8月には浜江区が南崗区に編入され、現在に至っています。

行政区画

南崗区は、以下の18街道、1鎮、1民族郷を管轄しています。

街道弁事処:
花園街道、奮闘路街道、革新街道、文化街道、大成街道、芦家街道、栄市街道、燎原街道、松花江街道、曲綫街道、通達街道、七政街道、和興路街道、哈西街道、保健路街道、先鋒路街道、新春街道、躍進街道
鎮: 王崗鎮
民族郷: 紅旗満族郷

教育

南崗区には、多くの大学が立地しています。

ハルビン工業大学

交通

鉄道、地下鉄、道路網が整備されています。

鉄道:
中国国家鉄路集団
中国鉄路ハルビン局集団公司
ハルビン駅
ハルビン西駅
王崗駅
ハルビン地下鉄:
■1号線：（哈東駅方面）- 工程大学駅 - 煙廠駅 - 医大一院駅 - 博物館駅 - 鉄路局駅 - 哈工大駅 - 西大橋駅 - 和興路駅 - 学府路駅 - 理工大学駅 - 黒竜江大学駅 - 医大二院駅 - 哈達駅 - 哈南駅 - 同江路駅 -（新疆大街駅方面）
■2号線
■3号線
道路:
高速道路:
京哈高速道路
ハルビン環状高速道路
国道: G102国道
県道: 032号県道

健康・医療・衛生

区内には、多くの医療機関があります。

哈爾浜市工業大学医院
哈爾浜工業大学二校区医院
哈爾浜医科大学防御保健医院
哈爾浜師範大学医院
黒竜江中医薬大学附属二院門診

その他

南崗区は、ハルビンビールや東北菜などの食文化でも知られています。

関連項目

酸菜
ハルビンビール
東北菜
[アムール川]
松花江
松嫩平原
小興安嶺山脈
亜寒帯冬季少雨気候
闖関東
内満州
外満洲
アイグン条約（ネルチンスク条約）
北京条約
大連市を除く'>[在瀋陽日本国総領事館]]（管轄区域：遼寧省]・[[吉林省・黒竜江省）

外部リンク

南崗区人民政府

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