大谷雅夫

大谷雅夫

大谷雅夫（おおたに まさお、1951年8月 - ）は、日本の日本文学研究者。万葉集、江戸漢詩、和漢比較文学を専門とし、京都大学名誉教授の称号を持つ。

経歴

1951年、大阪府に生まれる。京都大学文学部国文科で日本文学を深く学び、1974年に卒業。その後、同大学大学院に進学し、研究を続け、1980年に博士課程を満期退学した。

1982年、大谷女子大学で専任講師として教鞭を執る。1984年には京都府立大学講師に転任し、1987年に助教授に昇格。1992年、京都大学文学部助教授となり、後進の育成に尽力。2003年からは文学研究科教授として、研究活動を精力的に行った。2017年に京都大学を定年退任し、長年の功績を称えられ名誉教授となった。

受賞・栄典

2009年、『歌と詩のあいだ』で角川源義賞を受賞。長年の研究成果が高く評価された。

研究内容・業績

万葉集、江戸漢詩、和漢比較文学を専門とし、日本文学の研究に大きく貢献。特に万葉集研究においては、その解釈と文化的背景の探求に力を注いだ。和漢比較文学においては、日本文学と中国文学の相互影響を考察し、新たな視点を提供した。

著作

著書

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校注・共著

『日本詩史、五山堂詩話』(新日本古典文学大系 65) 清水茂・揖斐高 共校注、岩波書店 1991
『萬葉集』(新日本古典文学大系)(全4巻・別巻索引) 佐竹昭広・山田英雄・工藤力男・山崎福之 共校注、岩波書店 1999-2004
文庫化 『万葉集』(全5巻) 岩波文庫 2013-2014
『原文 万葉集』(上下)岩波文庫 2015-2016
『漢詩文集』(新日本古典文学大系,明治編 2 )入谷仙介・山本芳明・揖斐高・宮崎修多・杉下元明 共校注、岩波書店 2004

記念論集

* 『國語國文：大谷雅夫教授退職記念特輯』京都大学文学部国語学国文学研究室編、臨川書店 2017

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