太田町 (横浜市)

神奈川県横浜市中区太田町

太田町は、横浜市中区の関内地区に位置する町名です。行政上の地名として「太田町」が存在し、1丁目から6丁目までが設けられています。住居表示は未実施です。

地理

太田町は、関内地区に南東から北西へ伸びる、一方通行の市道（太田町通り）沿いに約700mにわたり細長く広がっています。南東端が1丁目であり、みなと大通りを隔てて日本大通りに接し、北東は弁天通り、南西は相生町に挟まれています。6丁目は大岡川に突き当たり、本町通り（国道133号）の弁天橋が桜木町駅方面へと続いています。

各丁目の境界には、1・2丁目境にベイスターズ通り、2・3丁目境に関内桜通り、3・4丁目境に関内大通り、4・5丁目境に馬車道、5・6丁目境に博物館通りがそれぞれ交差しています。横浜の中心ビジネス街として、中小規模のオフィスビルが多く立ち並んでいましたが、近年では2丁目にテレビ神奈川やSBI大学院大学が入る横浜メディア・ビジネスセンター、3丁目にスルガ銀行やSBJ銀行、横浜市建築局などが入るJNビルといった大型建築物も建設されています。

3丁目にはマンションも存在し、太田町内で最も人口が多いエリアとなっています。馬車道に近い4・5丁目には飲食店が多く、1丁目には横浜太田町郵便局があります。

この地域では、尾上町や山下町など「町」を「ちょう」と読ませるのが一般的ですが、太田町は関内地区で唯一「おおたまち」と読みます。

歴史

現在の太田町・弁天通付近から港町にかけてのエリアは、1850年から1856年にかけて、太田屋佐兵衛によって開発され、太田屋新田として開拓されました。この太田屋新田が町名の由来となっています。

1859年の横浜港開港に伴い、太田屋新田の一部が太田町として成立し、北西から1～5丁目が設けられました。その後、1861年に6～8丁目に拡張されましたが、7・8丁目は後に外国人居留地に編入されました。1866年の豚屋火事以降、商館などが建設され、市街化が進みました。

1868年には洲干町通と弁財天町の一部、末広町を編入し、1871年には丁目の並びを南東から1～6丁目に変更しました。1889年4月1日に横浜市が市制を施行し、1927年に区制施行により横浜市中区の一部となりました。

2022年11月1日からは、太田町1丁目から6丁目が神奈川県暴力団排除条例に基づき、暴力団排除特別強化地域に指定されています。これにより、地域内でのみかじめ料のやり取りや用心棒の依頼などが禁止され、違反者には懲役や罰金が科せられます。

世帯数と人口

2024年3月31日現在の世帯数と人口は、以下の通りです。ただし、2丁目と4丁目は秘匿のため合算で表示されています。

世帯数: 非公開
人口: 非公開

人口の変遷

国勢調査による人口の推移は、以下の通りです。

(国勢調査データは省略)

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移は、以下の通りです。

(国勢調査データは省略)

学区

市立小・中学校の学区は以下の通りです（2021年8月時点）。

(学区データは省略)

事業所

2021年現在の経済センサス調査によると、事業所数と従業員数は以下の通りです。

(事業所数、従業員数データは省略)

事業所数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移は、以下の通りです。

(事業所数変遷データは省略)

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移は、以下の通りです。

(従業員数変遷データは省略)

施設

横浜太田町郵便局
東横イン

その他

日本郵便
郵便番号：231-0011（集配局：横浜港郵便局）

警察

町内の警察管轄区域は以下の通りです。

(警察管轄区域データは省略)

関連項目

太田町 (曖昧さ回避)

脚注

(脚注は省略)

参考文献

『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。
横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年12月。
『県別マップル14 神奈川県道路地図』（第6版）昭文社、2016年。

もう一度検索