寧西線

寧西線（ねいせいせん）

寧西線は、江蘇省南京市の南京駅と陝西省西安市の新豊鎮駅を結ぶ、全長1075.69kmの鉄道路線です。路線名は、南京の古名である江寧の「寧」と、西安の「西」を組み合わせて名付けられました。

概要

寧西線は、中国国鉄の主要幹線である「八縦八横」の一つとして、南京と西安を直結する目的で建設されました。路線の東端は南京駅で、そこから安徽省の合肥市、六安市、河南省の信陽市、南陽市、湖北省の随州市を経由し、秦嶺山脈を越えて陝西省に入ります。陝西省内では、商洛市、渭南市を通過し、終点の新豊鎮駅で隴海線に接続します。全ての列車は新豊鎮駅から隴海線に乗り入れ、西安駅まで直通運転を行っています。

寧西線の建設は、まず新豊鎮～合肥間（全長967.6km）から始まりました。この区間は2000年5月28日に工事が開始され、2004年1月7日に正式に開通しました。第二期工事として合肥～南京間が建設され、2005年7月21日に着工、2008年4月18日に開通しました。その後、2009年4月18日からは、新豊鎮～合肥間の複線化工事が開始されました。

寧西線は、江蘇省内を約26km、安徽省内を約240km、湖北省内を約18km、河南省内を約531km、陝西省内を約155km通過します。路線の管轄は区間によって異なり、南京駅～葉集駅間は上海局、祖師廟駅～小林駅間は武漢局、月亮店駅～富水駅間は鄭州局、商南駅～新豊鎮駅間は西安局が担当しています。

接続路線

寧西線は、以下の路線と接続しています。

南京駅: 京滬線、寧啓線、寧銅線
合肥駅: 合武線、淮南線、合九線
潢川駅: 京九線
信陽駅: 京広線
随州駅: 漢丹線
南陽駅: 焦柳線
新豊鎮駅: 隴海線
西安駅: 隴海線、西康線、西延線

関連項目

* G312国道: 寧西線と並行する国道

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