小島高明

小島高明について

小島高明（こじま たかあき）は、1947年2月19日生まれの日本の外交官です。東京大学法学部を卒業後、1971年に外務省に入省しました。

外務省でのキャリア

外務省入省後、小島氏は大洋州課に配属され、外交官としてのキャリアをスタートさせました。その後、ケンブリッジ大学で法学の学位を取得するなど、国際的な知識と経験を積み重ねていきます。

1987年7月には条約局国際協定課長に就任し、国際的な条約や協定に関する業務に携わりました。1989年7月には在中華人民共和国日本国大使館参事官として、中国との外交関係に貢献しました。1992年7月には在連合王国日本国大使館公使となり、イギリスとの外交関係を深めました。1995年5月には外務大臣官房外務参事官（領事移住部）として、領事や移民に関する業務を担当しました。1997年8月には公正取引委員会事務総局官房国際担当審議官として、国際的な経済問題にも関わりました。1999年8月にはサンパウロ総領事に就任し、ブラジルとの関係強化に尽力しました。

2001年には在アメリカ合衆国日本国大使館公使兼ハーバード大学国際問題研究所研究員として、アメリカとの関係や国際問題について研究しました。2002年には外務省国際情報局長に就任し、国際情勢に関する情報の収集・分析を担当しました。2004年7月にはシンガポール駐箚特命全権大使に任命され、シンガポールとの外交関係を強化しました。2007年からはオーストラリア駐箚特命全権大使として、オーストラリアとの関係を深めました。2010年7月30日からは国際テロ対策担当大使として、国際的なテロ対策に貢献しました。2011年に外務省を退官しました。

退官後の活動

退官後は、シンガポール・東南アジア研究所（Institute of Southeast Asian Studies）の客員シニアフェローとして、研究活動に従事しています。

同期入省者

小島氏と同期で外務省に入省した人物の中には、以下のような著名な外交官がいます。

海老原紳（2008年駐イギリス大使）
橋本逸男（2009年東北大学公共政策大学院教授、2004年駐ブルネイ大使、2002年駐ラオス大使）
赤阪清隆（2007年国際連合事務次長）
須田明夫（2009年軍縮会議日本政府代表部大使、2006年国際テロ対策担当大使、2003年駐スリランカ大使）
桂誠（2007年駐比大使、2004年駐ラオス大使）
楠本祐一（2011年関西担当大使、2009年駐ポーランド大使、2004年駐ウズベキスタン大使）
島内憲（2006年駐ブラジル大使、2004年駐スペイン大使）
横田淳（2012年経済担当大使兼イラク復興支援等調整担当大使、2009年駐ベルギー大使、2006年国際貿易・経済担当大使、2004年駐イスラエル大使）
三田村秀人（2010年駐ニュージーランド大使、2007年駐ザンビア大使）
清水訓夫（2009年防衛大学校教授、2005年駐アルジェリア大使）
野呂元良（2008年駐マラウイ大使）
皆川一夫（2011年駐ウガンダ大使）
* 佐藤正晴（2012年駐ニカラグア大使）

小島高明氏は、長年にわたり日本の外交に貢献してきた人物であり、その経験と知識は、国際社会において高く評価されています。

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