横田淳

横田淳について

横田淳（よこた じゅん）は、1947年6月26日生まれの日本の外交官です。東京大学法学部を中退後、外務省に入省し、数々の要職を歴任しました。そのキャリアは、文化交流から国際経済、そして復興支援まで、幅広い分野に及びます。

外務省での経歴

1971年、東京大学法学部を中退して外務省に入省。当初からその才能を発揮し、1991年には経済協力局技術協力課長に就任。その後、1994年には在シンガポール日本国大使館参事官、1997年には在ジュネーブ日本政府代表部公使として、国際的な舞台での活躍を始めました。1998年には外務省大臣官房審議官兼経済局という要職を歴任。2001年には外務省文化交流部長に就任し、文化外交の推進に尽力しました。2002年には香港総領事を務め、アジア地域における日本のプレゼンスを高める役割を果たしました。

大使としての活躍

2004年、横田淳はイスラエル駐箚特命全権大使に任命され、中東地域における日本の外交活動を牽引しました。2006年には国際貿易・経済担当大使として、日本の経済外交を担い、国際社会における日本の経済的地位の向上に貢献しました。2009年にはベルギー駐箚特命全権大使として、ヨーロッパ地域における日本の外交活動を推進し、2012年には経済外交担当大使兼イラク復興支援等調整担当大使として、さらに日本・EU経済連携協定交渉担当日本政府代表という重要な役割を担いました。

退官後の活動

2014年1月25日に外務省を退官した後も、横田淳の活躍は止まりません。同年3月には富士通の社外取締役候補に選出され、同年6月に就任。同月には一般社団法人日本経済団体連合会（経団連）の会長特別アドバイザーにも就任し、経済界での活動も展開しました。2021年11月には、長年の功績が認められ、瑞宝中綬章を受章しました。

同期入省者

横田淳と同期入省した外交官には、以下のような人物がいます。

海老原紳（駐イギリス大使）
橋本逸男（東北大学公共政策大学院教授、駐ブルネイ大使、駐ラオス大使）
赤阪清隆（国際連合事務次長）
桂誠（駐比大使、駐ラオス大使）
楠本祐一（関西担当大使、駐ポーランド大使、駐ウズベキスタン大使）
島内憲（駐ブラジル大使、駐スペイン大使）
三田村秀人（駐ニュージーランド大使、駐ザンビア大使）
清水訓夫（防衛大学校教授、駐アルジェリア大使）
皆川一夫（駐ウガンダ大使）
野呂元良（駐マラウイ大使）
須田明夫（軍縮会議日本政府代表部大使、国際テロ対策担当大使、駐スリランカ大使）
佐藤正晴（駐ニカラグア大使）
小島高明（国際テロ対策担当担当大使、駐オーストラリア大使、駐シンガポール大使）

まとめ

横田淳は、外務省での長年のキャリアを通じて、日本の外交に多大な貢献をしてきた人物です。その活動は、文化交流、経済外交、復興支援と多岐にわたり、その経験と知識は、退官後も様々な分野で活かされています。多岐にわたる分野での経験を持つ横田淳は、日本の国際社会におけるプレゼンスを高める上で重要な役割を果たしたと言えるでしょう。


[外部リンク]

熾烈な競争のなかＥＰＡ交渉に力　前経済外交担当大使 横田 淳　氏

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