新山響平

新山響平選手のプロフィール

新山響平（しんざん きょうへい）は、1993年11月2日に青森県八戸市で生まれた競輪選手および自転車競技選手です。競輪選手としての彼の道は、競輪学校の第107期生として始まりました。多くの選手と同じように、師匠には坂本勉（競輪学校第57期生）がついています。また、家族にも競輪選手が多く、兄の新山将史は競輪学校第98期生、さらに元競輪選手の小笠原嘉は伯父にあたるという環境に育っています。

競技人生の始まり

響平選手は青森県立八戸工業高等学校在籍中の2011年、アジア自転車競技選手権大会のジュニア部門でチームスプリントでの優勝に貢献しました。この成功を機に自転車競技への情熱を深めました。進学先として日本大学を選びましたが、後に中退し、競輪学校の門を叩くことになりました。在校中の競走成績は第10位で、9勝を挙げました。卒業記念レースでは見事に優勝を収め、その才能は期待されるものでした。

プロデビューと成長

彼の競輪選手としてのデビューは2015年7月6日で、大宮競輪場で初勝利を挙げました。その後、12月には前橋競輪場で行われたA級決勝で3連続完全優勝を成し遂げ、S級特別昇級への道を開きました。翌年には高知競輪場でのルーキーチャンピオンレースで優勝し、函館競輪場での開設記念競輪ではデビューから387日での優勝を記録し、GIII優勝の最速記録を打ち立てました。

卓越した成果

彼は2016年10月7日に第25回寬仁親王牌でGI初出場を果たしますが、準決勝で敗退。しかし、11月26日にはGIへの2度目の出場となる第58回競輪祭で初の特選スタートを切り、107期では初めて決勝進出を果たしました。2017年1月にはS級1班に昇班しました。

自転車競技との両立

2022年には、長い間所属していた自転車競技のナショナルチームを離れ、全日本自転車競技選手権大会を節目として国内大会に活動の場を移しました。同年11月27日の第64回競輪祭決勝では、最終周回の2コーナーで先頭に立ち、そのまま独走して2車身差で優勝しました。この勝利は彼にとってのGI初制覇であり、KEIRINグランプリへの初出場を決めるきっかけとなりました。

さらなる挑戦

2023年には特別競輪への入着は共同通信社杯での2着のみでしたが、年間獲得賞金で9位に位置し、2年連続でのKEIRINグランプリ出場を実現しました。響平選手の競技人生はまだまだ続き、今後も多くのファンに期待されています。

主なタイトル

2022年に獲得した主なタイトルには朝日新聞社杯競輪祭（小倉競輪場）があり、今後のさらなる成績にも注目が集まっています。

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