方正県

方正県（ほうせいけん）の概要

方正県は、中華人民共和国黒竜江省ハルビン市に位置する県です。県人民政府は方正鎮に所在し、松花江南岸、張広才嶺と松江平原の間に位置しています。ハルビンの衛星都市として、東三省における交通の要所としての役割も担っています。

地理

方正県は、北東部を依蘭県、南東部を牡丹江市・林口県、南部を延寿県、西部を賓県、そして北部を通河県と接しています。行政区境にはアムール川へと続く松花江が流れ、その支流である螞蜒河が県内を縦断しています。

歴史

方正県は、1909年（清朝宣統元年）に設置されました。1991年4月1日には、賓県とともにハルビン市に正式に編入されました。

行政区画

方正県は、以下の4鎮と4郷を管轄しています。

鎮
方正鎮
会発鎮
大羅密鎮
得莫利鎮

郷
天門郷
松南郷
徳善郷
宝興郷

交通

鉄道

中国鉄路総公司
中国鉄路ハルビン局集団公司
哈佳線（ハルビン方面）- 双竜湖駅 - 方正駅 - 得莫利駅 - 高楞駅 -（ジャムス方面）

道路

高速道路
哈同高速道路
国道
G221国道
省道
203省道
309省道

健康・医療・衛生

方正県人民医院
方正県中医院

関連項目

酸菜
ハルビンビール
東北菜
[アムール川]
松花江
松嫩平原
小興安嶺山脈
亜寒帯冬季少雨気候
闖関東
内満洲
外満洲
アイグン条約（ネルチンスク条約）
北京条約
東清鉄道
中日友好園林
大連市を除く'>[在瀋陽日本国総領事館]]（管轄区域：遼寧省]・[[吉林省・黒竜江省）

満蒙開拓団慰霊碑問題

2011年、方正県には満蒙開拓団の慰霊碑が建設されました。しかし、この慰霊碑は中国国内で大きな反発を招き、反日活動家による襲撃や赤ペンキによる落書きなどの被害を受けました。結果として、この慰霊碑は撤去されることになりました。この事件は、歴史認識や文化的な敏感さを浮き彫りにする出来事となりました。

外部リンク

* 方正県人民政府HP （中国語）

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