日本昆虫学会

日本昆虫学会

一般社団法人日本昆虫学会は、日本の昆虫学研究において重要な役割を果たしている学会です。その歴史は古く、1917年に「東京昆蟲学会」として、矢野宗幹、木下周太、小島銀吉、伊藤盛次らによって創立されました。その後、1935年に「日本昆蟲学会」と改称され、日本の昆虫学研究を牽引してきました。

歴史

学会創立後、研究分野の拡大とともに、1938年には応用分野が独立し「日本応用昆蟲学会」が設立されました。1988年には日本応用動物昆虫学会から合併の申し入れがありましたが、1995年に両学会の合併は不成立となりました。

事務局は、東京都新宿区高田馬場に所在する株式会社国際文献印刷社内に置かれています。

歴代会長

日本昆虫学会の発展に貢献した歴代会長は以下の通りです。

1921年,1926年,1937年-1938年 佐々木忠次郎
1931年,1939年-1940年 矢野宗幹
1933年-1934年 木下周太
1935年-1936年,1941年,1944年,1946年 松村松年
1942年 岡島銀次
1947年-1948年 石井悌
1950年 鏑木外岐雄
1951年-1957年 江崎悌三
1958年 内田登一
1959年 八木誠政
1960年 一色周知
1961年-1968年 安松京三
1969年-1970年 渡辺千尚
1971年-1972年 朝比奈正二郎
1973年-1974年,1979年-1980年 日高敏隆
1975年-1976年 正木進三
1977年-1978年 石井象二郎
1981年-1982年 白水隆
1983年-1984年 石原保
1985年-1986年 安富和男
1987年-1988年 平嶋義宏
1989年-1990年 笹川満廣
1991年-1992年 上野俊一
1993年-1994年 保田淑郎
1995年-1996年 森本桂
1997年-1998年 三枝豊平
1999年-2000年 湯川淳一
2001年-2002年 内藤親彦
2003年-2004年 石井実
2005年-2006年 嶌洪
2007年-2008年 諏訪正明
2009年-2010年 山根爽一
2011年-2012年 多田内修
2013年-2014年 沼田英治
2015年-2016年 前藤薫
2017年-2018年 秋元信一
2018年-2020年 阿部芳久
2020年-2022年 大原昌宏
2022年-2024年 広渡俊哉
2024年- 野村周平

名誉会員

長年にわたり学会に貢献した会員は、名誉会員として顕彰されます。（2017年9月13日現在）

上野俊一
桐谷圭治
三枝豊平
齋藤哲夫
笹川満廣
平嶋義宏
森本桂
保田淑郎
安富和男
湯川淳一

会誌

学会では、以下の学術雑誌を発行しています。

Entomological Science（英文誌）：1998年3月創刊
昆蟲（ニューシリーズ）(Japanese Journal of Entomology (New Series))（和文誌）：1998年6月創刊
昆蟲(Japanese Journal of Entomology)：1926年6月-1997年12月。上記2誌に分割。

自然保護委員会

日本昆虫学会自然保護委員会は、昆虫を中心とした自然保護・生物多様性保全に関する問題を審議し、活動を展開しています。

主な関連団体

ICIPE（国際昆虫生理生態学センター）協会
日本応用動物昆虫学会
日本動物学会
日本蚕糸学会

関連項目

昆虫
昆虫学
自然保護
蜂群崩壊症候群
日本[[昆虫協会]] - 親睦のための団体。

外部リンク

* 日本昆虫学会

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