昂昂渓区

昂昂渓区（こうこうけい-く）

昂昂渓区は、中華人民共和国黒竜江省チチハル市に位置する市轄区です。

地理

昂昂渓区はチチハル市の北部に位置し、国道G111号線が通っています。区内には阿西湖があり、自然豊かな景観が広がっています。

歴史

昂昂渓の地名は、清朝末期の呼称である「昂阿奇屯」が転訛したものです。「昂阿奇」とは、ダウール語で「狩猟場」を意味します。

19世紀末に東清鉄道が建設されると、昂昂渓は鉄道の附属地となり、駅が設置されました。これにより、商工業が発展し、集落が形成されるようになりました。1909年には、チチハル市街地との間に、満洲初の民族資本による鉄道である斉昂軽便鉄路が開通しました。

しかし、1926年に洮昂線が開通すると、洮南や通遼といった新興都市への人口流出が加速しました。1926年には2.4万人だった人口が、1937年には1.3万人まで減少しています。

1938年、満洲国は街村制を施行し、昂昂渓は竜江県昂昂渓街となりました。戦後の1946年6月には竜東県が設置され、県政府が昂昂渓街に置かれましたが、1948年3月に竜東県が竜江県に編入されると、第九区と改称されました。1952年10月には区級の昂昂渓鎮となり、1954年10月、チチハル市に編入された際に昂昂渓区に改編され、現在に至ります。

行政区画

昂昂渓区は、以下の行政区画を管轄しています。

街道弁事処:
新興街道
新建街道
林機街道
道北街道
鎮:
楡樹屯鎮
民族鎮:
水師営満族鎮

交通

昂昂渓区は、鉄道と道路が整備されています。

鉄道

中国国家鉄路集団
中国鉄路ハルビン局集団公司
浜洲線：（ハルビン方面）- 紅旗営駅 - 昂昂渓駅 -（満洲里方面）
平斉線：（四平方面）- 三間房駅 - 楡樹屯駅 - 大民屯駅 -（チチハル方面）

道路

高速道路
嫩泰高速道路
国道
G111国道

健康・医療・衛生

チチハル市昂昂溪区人民医院

その他

昂昂渓区に関連する情報として、以下のようなものがあります。

食文化：酸菜、ハルビンビール、東北菜
地理：アムール川（黒竜江）、松花江、松嫩平原、小興安嶺山脈、亜寒帯冬季少雨気候
歴史：闖関東、内満洲、外満洲、アイグン条約、ネルチンスク条約、北京条約
在外公館：大連市を除く'>[在瀋陽日本国総領事館]]（管轄区域：遼寧省]・[[吉林省・黒竜江省）

外部リンク

* 昂昂渓区人民政府

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