栄町 (会津若松市)

福島県会津若松市栄町

栄町（さかえまち）は、福島県会津若松市の中心部に位置する町です。郵便番号は965-0871。

概要

会津若松市の市街地の中部に位置し、神明通り南部東側の地域が町域となっています。町内西部を走る神明通りはアーケードを備えた商店街として賑わいを見せています。神明通りの西側は中町、北部は大町、中央に接しています。

地理

会津盆地の南東部、会津地方の中心都市である会津若松市の北西部に位置します。阿賀川の支流である湯川、溷川やその支流によって形成された扇状地に発達した市街地の一部を形成しています。東は宮町、西は中町、大町、南は東栄町、西栄町、北は中央、馬場町、上町に隣接しています。

歴史

近世

江戸時代、会津藩の統治下では、現在の栄町周辺は横道や本丁といった若松城（鶴ヶ城）下郭内の一部でした。特に本丁は郭内で最も重要な通りとされ、士屋敷や役所が多く存在していました。本丁は東西に伸びる六つの通りから構成され、町域内には湯川の支流である車川が流れていました。戊辰戦争により、現在の本町周辺は大きな被害を受けました。

近代

明治時代に入り、若松城下の町は再編され、本丁、米代、小田垣、横道、権現下郭などに小田町、半兵衛町のそれぞれ一部が加わり、若松栄町となりました。この町名は、戊辰戦争による被害からの復興と繁栄を願って名付けられました。1889年（明治22年）の町村制施行により若松町内の町名となり、1899年（明治32年）の市制施行により若松市の町名となりました。かつて町内には若松町役場が置かれていました（後に大町一之町に移転）。

現代

1944年（昭和19年）の神明通り開通を経て、1955年（昭和30年）に若松市と周辺町村が合併し会津若松市が誕生、栄町は同市の町名となりました。1960年代には住居表示が実施され、1965年（昭和40年）に旧栄町の一部が、新たに栄町、中町、東栄町、西栄町など多くの町に分割されました。1966年（昭和41年）には一部が宮町、馬場町などとなり、1967年（昭和42年）には一部が城前となったほか、周辺の町の一部を編入しました。

近年、町域西部の神明通りを中心に商業が発達しましたが、商店街の空洞化が進んでいます。このため、中心市街地活性化を目指し、テナントミックス事業やベンチ設置、イルミネーションなどの取り組みが行われています。

世帯数と人口

2017年（平成29年）8月1日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

世帯数：記載なし
人口：記載なし

交通

バス：会津乗合自動車が神明通りで運行されています。
道路：
国道118号
国道121号
国道401号（国道118号との重複区間あり）
通り：
神明通り

施設

会津服装専門学校
レオクラブガーデンスクエア（旧・長崎屋会津若松店）
エフエム会津（レオクラブガーデンスクエア内）
栄楽座（映画館、2008年閉館）
会津若松市生涯学習総合センター（會津稽古堂）
会津若松市中央公民館・会津若松市立会津図書館

神社、寺院、史跡、観光地など

興徳寺

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