武蔵野大学の人物一覧

武蔵野大学は、その前身となる学校の創設者である高楠順次郎や島地黙雷といった先駆者たちの理念を受け継ぎ、発展を続けてきました。この一覧では、大学に関係する様々な人物、すなわち現在の教職員、過去に在籍し大学の発展に貢献した人々、そして社会の多様な分野で活躍する卒業生（OB・OG）を紹介します。

現在の教職員

武蔵野大学では、各分野で研究・教育に携わる多くの教員が在籍しています。例えば、令和7年度から学長に就任予定の小西聖子氏は、人間科学部教授であり、同学部長や大学院人間社会研究科長、さらには精神科医としても活動されています。令和6年度まで学長を務められた西本照真氏も特筆されます。工学部環境システム学科の教授であり、大学院環境学研究科長や環境研究所長を兼任する一方井誠治氏は、環境分野の研究をリードしています。グローバル学部の古家聡教授は、TOEIC関連の書籍の執筆（監修）でも知られています。経済学部には瀬古美喜教授、法学部には中村廉平教授、工学部には村松陸雄教授、教育学部には日本教育史や道徳教育論が専門の貝塚茂樹教授、文学部には川村裕子教授が在籍し、各分野の研究・教育を牽引しています。近年注目されるウェルビーイング学部では、前野隆司氏が学部長を務めています。経営学部の山内弘隆教授や、学外学修推進センター長も務める山田均教授（教養教育）も大学の教育体制を支えています。データサイエンス学部データサイエンス学科長を務める中西崇文准教授は、新時代の学問分野を率いています。さらに、合気道家の木下悦子氏や作家の上橋菜穂子氏のように、それぞれの専門分野で著名な非常勤講師も教育に携わっています。

過去の教職員

大学の歴史は、多くの優れた教職員によって築かれてきました。元副学長で法学部教授であった池田真朗氏は、2012年に紫綬褒章を受章するなど、法学界に大きな足跡を残しました。同じく元副学長で法学部教授だった中村孝文氏は行政学が専門でした。雲藤義道氏や遠藤恵美子氏（看護学）、そして文芸評論家としても知られた大河内昭爾氏は名誉教授としてその功績が称えられています。元学長の堅田利明氏は日本薬学会の副会頭も務めました。政界からは、元客員教授として末松義規氏（元内閣府副大臣）が名を連ねます。文学界では、芥川賞作家であり名誉教授・元文学部長の三田誠広氏が大学教育に貢献しました。元法学部教授で、高知県知事を務めた橋本大二郎氏も大学の教壇に立ちました。仏教学分野では、元副学長で名誉教授、中村元東方研究所理事長などを歴任した前田專學氏、元学長・名誉教授の寺崎修氏、そして名誉教授・元仏教文化研究所所長で国際真宗学会会長などを務めたケネス田中氏、名誉教授・元仏教文化研究所所長の山崎龍明氏、元副学長の仏教学者花山勝友氏など、多くの著名な研究者がいました。その他、元教員には社会福祉学の川村匡由氏、文芸評論家・作家の松本徹氏、教育学者の杉原誠四郎氏（新しい歴史教科書をつくる会理事）、元NHKアナウンサーで作家の近藤富枝氏などがいます。元理事長の本多隆朗氏は元毎日放送プロデューサーとしても活躍しました。また、元環境大臣や元外務大臣、元参議院議員を歴任した川口順子氏が客員教授・国際総合研究所フェローを務めています。

卒業生（OB・OG）

武蔵野大学の卒業生は、文学、芸能、アナウンサー、その他様々な分野で活躍しています。文学分野では、小説家・漫画家・プロデューサーの白倉由美氏、詩人の白鳥央堂氏、ホラー作家の矢部嵩氏らがいます。また、旧制の千代田女子専門学校からは、直木賞を受賞した作家の杉本苑子氏や、歌人の春日真木子氏も卒業しています。芸能界では、女優やモデルとして活躍する石川恋氏、タレントの乙葉氏、女優で脚本家も手がける北川和歌子氏、モデルの虎南有香氏や塩川美佳氏、松葉れいな氏、タレントの近内里緒氏や守永真彩氏らが輩出されています。声優の花澤香菜氏や俳優の渡辺裕太氏も卒業生です。アナウンサーとしても多くの人材を送り出しており、芦川愛子氏（元茨城放送）、小川真由美氏（元ラジオ福島）、鈴木春花氏（元テレビ山梨）、千ヶ崎公子氏（元愛媛朝日テレビ、元名古屋テレビ放送）、中嶋みさ氏、平沢幸子氏（長野朝日放送）、藤田みさ氏、茂木亜希子氏（元NHK長野放送局キャスター、元テレビユー福島）など、フリーや各局で活躍するアナウンサーがいます。その他、致道博物館学芸員の酒井賀世氏のような、専門職に就く卒業生もいます。

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