熊川駅

熊川駅

熊川駅（くまがわえき）は、東京都福生市大字熊川にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）五日市線の駅です。駅番号はJC81。

歴史

1925年（大正14年）4月、五日市鉄道が熊川村を通過する際、同社は福生村熊川村組合に対し、以下の内容を約束しました。

1926年4月までに、多摩川橋梁に通じる築堤部分に人が通行できるトンネルを建設する。
開業後3年以内に、駅を村内に設置する。

しかし、これらの約束は当初計画通りには進みませんでした。トンネル建設は資金難で難航し、福生村熊川村組合が2500円を支出することになりました。駅の設置場所も1931年（昭和6年）になってようやく決定し、土地買収と建物建設費用の一部は、多摩製糸株式会社や熊川製糸所、地元の商店などが寄付しました。

また、多摩製糸は駅と自社の石炭置場を結ぶ軽便鉄道を1936年頃まで使用していました。

年表

1931年（昭和6年）5月28日：五日市鉄道の停留場として開業（旅客営業のみ）。
1931年（昭和6年）10月30日：停車場（駅）に昇格。
1940年（昭和15年）10月3日：五日市鉄道が南武鉄道に合併し、同社の駅となる。
1944年（昭和19年）4月1日：南武鉄道の国有化により、運輸通信省五日市線の駅となる。
1962年（昭和37年）11月19日：車両増結のため、拝島駅側に0.2km移転。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
2001年（平成13年）11月18日：ICカード「Suica」の利用が可能となる。
2015年（平成27年）4月1日：終日無人化。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、拝島駅が管理する無人駅です。自動改札機はなく、簡易Suica改札機と乗車駅証明書発行機が設置されています。駅構内にはトイレはありませんが、駅入口横に福生市が管理する公衆便所があります。

2015年に無人駅となりましたが、以前はJR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅で、駅員が配置され集札業務を行っていました。

利用状況

2013年（平成25年）度の1日平均乗車人員は1,408人です。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅の南西約200メートルの奥多摩街道沿い、鍋二公園前にバス停があります。立川バスと西東京バスが乗り入れています。

バス路線

立川バス：立88系統（福生市役所発、熊川駅・拝島操車場経由立川駅北口行き）、立89系統（立川駅北口発、拝島操車場・熊川駅経由牛浜駅入口行き）。
西東京バス：「深夜ご帰宅バス」（立川駅北口発河辺駅北口行）、及び同便の上り（拝島駅行き）。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

五日市線

拝島駅 (JC 55) - 熊川駅 (JC 81) - 東秋留駅 (JC 82)

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（熊川駅）：JR東日本

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