玉竜ナシ族自治県

玉竜ナシ族自治県は、中国雲南麗江市に位置する自治県です。その面積は6521平方キロメートル人口は約24万人(2003年)です。

地理



この地域は、三江併流(さんこうへいりゅう)と呼ばれる地形の一部であり、長江が流れています。通常南下する長江は、長江第一湾と呼ばれる場所で北東へと流れを変え、中国へと続いています。しかし、この地域は長江の氾濫が度々発生する場所としても知られています。

玉龍雪山虎跳峡といった景勝地があり、高い山と深い谷が織りなす地形が特徴的で、観光資源として重要な役割を果たしています。

歴史



前漢時代:紀元前111年越嶲郡に属し、綏九県となりました。
元王朝時代:1271年、フビライ・ハーンが元王朝を建国した後、「茶漢章玄威師団」と改名されました。1276年には「麗江路軍民庁」と呼ばれ、後に「麗江路玄威師団」と改称。この頃から麗江という言葉が使われるようになりました。
中華人民共和国成立後:1949年10月1日、麗江専区が成立。麗江県などを含む8県2設治局3設治区が発足しました。
1958年:麗江県が自治県に移行し、麗江ナシ族自治県となりました。
1970年:麗江専区が麗江地区に改称されました。
2002年:麗江地区が地級市麗江市に昇格。麗江ナシ族自治県が分割され、玉竜ナシ族自治県古城区が発足しました。

行政区画



現在は、1街道、6、6、3民族を管轄しています。

街道: 黄山街道
: 石鼓、巨甸、白沙、拉市、奉科、鳴音
: 太安、竜蟠、魯甸、塔城、大具、宝山
民族: 黎明リス族、石頭ペー族、九河ペー族

交通



空港
鉄道:仁麗線大麗線)、麗香線が通り、麗江駅があります。
道路:大麗高速道路、G214国道、G353国道、223道、231道が整備されています。

健康・医療・衛生



この地域の健康、医療、衛生に関する情報は、今後の調査で拡充される予定です。

関連項目



ナシ族リス族ペー族といった民族が居住しています。
* 雲南料理、過橋米線プーアル茶涼拌茶などが食文化として知られています。

玉竜ナシ族自治県は、豊かな自然と多様な文化が共存する地域です。観光地としての魅力に加え、歴史的背景や民族文化にも注目が集まっています。

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