環状2号線 (横浜市)

横浜環状2号線

横浜環状2号線は、横浜市における主要な環状道路の一つであり、「環2（かんに）」という略称で親しまれています。都市計画道路としての正式名称は「横浜国際港都建設計画道路3・1・1号環状2号線」です。この道路は、環状3号線、環状4号線と共に、横浜市の3環状10放射道路ネットワークを構成する重要な一部です。全線が主要地方道に指定された市道であり、地域高規格道路「横浜環状2号線」としても知られています。また、主要地方道としての番号は17号であり、道路標識などにもこの番号が表示されています。

概要

環状2号線は、横浜市の中心部を取り巻くように走り、市内の高速道路や放射状の幹線道路を繋ぎ、市の各拠点を結ぶ役割を担っています。特に磯子区から新横浜駅までの区間は、ほとんどが片側3車線で整備されており、道路の線形も良く、立体交差も多く存在します。このため、この区間では速度超過の車両が多く見られ、神奈川県警察が白バイや覆面パトカーによる速度取り締まりを重点的に行っています。

路線データ

本線

起点: 磯子区森三丁目
終点: 鶴見区上末吉五丁目
延長: 24.5 km

森支線（支線1号線）

起点: 磯子区森五丁目
終点: 磯子区森一丁目
延長: 1.22 km

歴史

環状2号線の建設は、長い年月をかけて進められました。

1950年（昭和25年）6月17日：都市計画決定
1964年（昭和39年）：新横浜地区周辺が開通
1998年（平成10年）3月：一部区間が暫定2車線および工事中の状態で鶴見区から磯子区まで開通
1999年（平成11年）3月：日野高架橋、港南ひまわりトンネル部分977 mが開通
2001年（平成13年）1月18日：国道16号（保土ケ谷区）との接続ランプが開通
2001年（平成13年）3月30日：打越高架橋と東川島高架橋が開通し、全線が4車線以上化
2005年（平成17年）3月28日：森支線（屏風ケ浦バイパス）が開通し、全区間の工事が完了

通過地と交差する主な道路

環状2号線は、以下の区や道路と交差しています。

磯子区

森
国道16号（屏風ヶ浦交差点）
森支線（屏風ヶ浦バイパス）

港南区

笹下
神奈川県道22号横浜伊勢原線（打越交差点）
港南
日野中央
日野
神奈川県道21号横浜鎌倉線 (鎌倉街道)
神奈川県道22号横浜伊勢原線（吉原小入口交差点、日野二丁目 - 環2水田交差点まで重複）
横浜横須賀道路
上永谷
下永谷
神奈川県道22号横浜伊勢原線（環2般若寺交差点）

戸塚区

平戸町
国道1号
神奈川県道218号弥生台桜木町線
品濃町

保土ケ谷区

境木本町
都市計画道路権太坂和泉線（環2境木交差点）
境木町
今井町
国道1号横浜新道今井IC
保土ヶ谷バイパス新桜ヶ丘IC

旭区

市沢町

保土ケ谷区

川島町
東川島町
上星川
国道16号 (八王子街道)

神奈川区

羽沢南
羽沢池辺線(工事中)
羽沢横浜国大駅前
羽沢町
第三京浜道路羽沢IC（保土ケ谷方面からの上り線オンランプ）
三枚町
神奈川県道13号横浜生田線（三枚町 - 岸根交差点まで重複）

港北区

鳥山町
岸根町
神奈川県道12号横浜上麻生線（岸根交差点）
新横浜
都市計画道路宮内新横浜線（新横浜駅入口交差点）
横浜市道新横浜元石川線（新横浜歩道橋交差点）
大豆戸町
菊名
神奈川県道2号東京丸子横浜線 (綱島街道)（大豆戸交差点）
師岡町

鶴見区

獅子ヶ谷
駒岡
神奈川県道111号大田神奈川線 (鶴見獅子ケ谷通)（環2駒岡（旧：駒岡不動尊）交差点）
梶山
上末吉
神奈川県道14号鶴見溝ノ口線（上末吉交差点まで重複）
神奈川県道140号川崎町田線・横浜市道末吉橋第121号線 (末吉大通り)（上末吉交差点）

森支線（屏風ヶ浦バイパス）

新森町
国道357号
首都高速湾岸線

関連項目

日本の道路
地域高規格道路一覧
神奈川県の県道一覧
放射線・環状線

参考文献・外部リンク

横浜市道路局：幹線道路について > 環状2号線
横浜市行政地図情報システム　よこはまのみち
横浜市行政地図情報システム　i-マッピー

もう一度検索