男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく

男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく

『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』は、1978年公開のシリーズ第21作。今回は、松竹歌劇団（SKD）の花形スターである紅奈々子（木の実ナナ）をマドンナに迎え、寅次郎の恋と人情を描いた作品です。

あらすじ

冒頭の夢のシーンでは、寅次郎が宇宙人として登場するところから始まります。いつものように柴又に戻った寅次郎は、帝釈天で東京踊りの大入り祈願をしている踊り子たちに出会います。ひょんなことから、さくらの学友でSKDのスターである紅奈々子と再会し、彼女に一目惚れ。奈々子を追って浅草に通い、レビューを観劇する日々を送ります。

一方、旅先で知り合った自動車整備工の青年・留吉（武田鉄矢）も上京し、奈々子に興味を持ちます。しかし、奈々子は長年交際している照明係の男性がおり、結婚を決意。寅次郎は、奈々子の幸せを願いながらも、自分の気持ちに整理をつけられないまま旅に出るというストーリーです。

作品の見どころ

木の実ナナの魅力: SKDのスターである紅奈々子を演じる木の実ナナの華やかさが際立っています。舞台シーンや、寅次郎とのやり取りなど、見どころ満載です。
武田鉄矢の演技: 失恋続きの青年・留吉を演じる武田鉄矢のコミカルな演技も光ります。寅次郎との掛け合いや、不器用ながらも一生懸命な姿が印象的です。
旅の風景: 大分県や熊本県など、美しい風景が楽しめます。田の原温泉や阿蘇の雄大な自然など、心癒される景色が満載です。
さくらの存在: いつも寅次郎を温かく見守る妹・さくらの存在も本作の魅力の一つ。寅次郎の恋を応援しつつ、そっと寄り添う姿に心温まります。
* 松竹歌劇団: 劇中では松竹歌劇団の華麗な舞台が多数登場します。さくら役の倍賞千恵子は松竹歌劇団出身であり、本作での共演は感慨深いものがあります。

詳細

まとめ

『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』は、寅次郎の恋模様と、人々の温かさに触れることができる作品です。木の実ナナの美しさ、武田鉄矢のコミカルな演技、そして美しい日本の風景が、物語をさらに彩ります。ぜひ、ご覧ください。

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