社長紳士録

映画『社長紳士録』について

『社長紳士録』は、1964年1月3日に東宝系で公開された日本映画です。カラー作品で、東宝スコープで撮影されました。この作品は、人気シリーズ『社長シリーズ』の第20作にあたります。

概要

本作の舞台は「大正製紙」という架空の製紙会社です。物語は、この会社を舞台に、社長や社員たちの日常をコミカルに描いています。また、このシリーズの名物となっている地方ロケは鹿児島県で行われました。当時、次作『続・社長紳士録』をもってシリーズを終結することが決定していたため、本作では、長年恋人同士だった小林桂樹と司葉子の結婚式が劇中で描かれ、シリーズの集大成としての役割も担っています。

スタッフ

本作の製作は藤本真澄が担当しました。脚本は笠原良三、監督は松林宗恵が務めています。撮影は西垣六郎、編集は岩下広一が担当。音楽は山本直純、美術は阿久根巌、照明は西川鶴三、録音は矢野口文雄、スチルは吉崎松雄が担当しました。

出演者

小泉礼次郎(大正製紙常務→大正製袋社長)：森繁久彌
小泉貞子(礼次郎の妻)：久慈あさみ
小泉洋子(礼次郎の長女)：岡田可愛
小泉昭一(礼次郎の長男)：山本忠司
小泉和男(礼次郎の次男)：杉山直
原田勉(社長秘書課長)：小林桂樹
原田勉の母：英百合子
富岡(営業部長)：加東大介
猿丸(総務部長)：三木のり平
小沢房代(原田勉の恋人→妻)：司葉子
黒田(大正製紙社長)：左卜全
日当山隼人(日本澱粉社長)：フランキー堺
京子(クラブのマダム)：草笛光子
京子の店の司会者：ハナ肇
はま勇(鹿児島No.1の芸者)：池内淳子
ホステス：中島そのみ
小泉家のお手伝いさん：浦山珠美

豪華な俳優陣が、それぞれのキャラクターを魅力的に演じています。

同時上映

本作と同時上映されたのは、『士魂魔道 大龍巻』です。こちらは、南條範夫の原作を基にした時代劇で、木村武と稲垣浩が脚本を、稲垣浩が監督を務めています。特技監督は円谷英二、主演は三船敏郎でした。宝塚映画が製作を担当しています。

参考資料

キネマ旬報

外部リンク

Shachô shinshiroku - IMDb（英語）
社長紳士録 - allcinema
* 社長紳士録 - KINENOTE

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