祁答院町上手

祁答院町上手（けどういんちょうかみで）

概要

祁答院町上手は、鹿児島県薩摩川内市東部に位置する大字です。旧薩摩国南伊佐郡大村郷上手村を起源とし、町村制施行を経て、現在の薩摩川内市の一部となりました。郵便番号は895-1503で、2020年10月1日時点で人口701人、271世帯が暮らしています。

地理

祁答院町上手は、薩摩川内市の東部に位置し、川内川の支流である久富木川の上流域に広がっています。北から東にかけては祁答院町黒木、東は姶良市蒲生町漆、南は姶良市蒲生町西浦、南西から西にかけては祁答院町藺牟田、西は祁答院町下手に隣接しています。

地域の中央部を南北に鹿児島県道396号薩摩祁答院線、東西に鹿児島県道391号下手山田帖佐線が走り、薩摩川内市立上手小学校前で約100メートル重複した後、それぞれ分岐します。

この地域では、第二次世界大戦前に「大村糯」と呼ばれるもち米が盛んに生産されていました。これは、明治28年に字植村の灌漑溝で発見された稲を育成し、普及させたものです。

河川

川内川水系 久富木川

歴史

近世の上手

上手という地名は江戸時代から見られ、薩摩国伊佐郡大村郷に属していました。初期には下手村とともに大村とされていた記録もあり、「元禄郷帳」や「天保郷帳」では大村として記載されています。「旧高旧領」によると、1,842石余の石高がありました。

町村制施行以後

1889年（明治22年）の町村制施行により、大村郷の区域から大村が成立し、上手村は大村の大字「上手」となりました。1955年（昭和30年）に大村は藺牟田村、黒木村と合併し、祁答院町の大字となりました。

2004年（平成16年）には、祁答院町が川内市、東郷町、入来町、樋脇町、里村、上甑村、下甑村、鹿島村と新設合併し、薩摩川内市となり、薩摩川内市の大字「祁答院町上手」として現在に至ります。

人口

国勢調査に基づく小地域集計が開始された1995年以降の人口推移は以下の通りです。

（実際の人口データは省略）

施設

公共施設

薩摩川内市上手農業研修センター
薩摩川内市祁答院グラウンド

教育施設

薩摩川内市立上手小学校

郵便局

上手簡易郵便局

寺社

荒下神社
俊護寺

小・中学校の学区

市立小・中学校の学区は以下の通りです。

（実際の学区情報は省略）

交通

道路

一般県道
鹿児島県道391号下手山田帖佐線
鹿児島県道396号薩摩祁答院線

脚注

（脚注の内容は省略）

関連項目

* 上手（曖昧さ回避ページ）

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