第52回朝日新聞社杯競輪祭

第52回朝日新聞社杯競輪祭

2010年12月2日から5日にかけて、小倉競輪場で開催された第52回朝日新聞社杯競輪祭は、競輪界最高峰のレースであるKEIRINグランプリ2010への出場権をかけた重要な一戦として、多くの競輪ファンから注目を集めました。

KEIRINグランプリ2010への道

本大会は、KEIRINグランプリ2010の出場選手を決定する上で、非常に重要な意味を持っていました。大会終了後には、グランプリ出場選手とその補欠選手が決定することになっており、決勝戦実施前には、以下の5名の選手が優先出場権を獲得していました。

村上博幸（第63回日本選手権競輪 優勝）
平原康多（第61回高松宮記念杯競輪 優勝）
市田佳寿浩（第19回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント 優勝）
佐藤友和（第26回読売新聞社杯全日本選抜競輪 優勝）
山崎芳仁（第53回オールスター競輪 優勝）

また、村上義弘選手、武田豊樹選手、伏見俊昭選手の3名は、獲得賞金上位により出場を確定させていました。

そのため、決勝戦では、残るグランプリ出場枠を巡る激しい争いが繰り広げられることになりました。決勝戦に進出したメンバーの中で、既にグランプリ出場を決めていたのは、優先出場権を持つ村上博幸選手と市田佳寿浩選手、そして賞金ランキング上位の村上義弘選手の3名でした。

もし、G1優勝者の村上博幸選手、市田選手、または賞金ランキング2位の村上義弘選手のいずれかが優勝した場合、賞金ランキング5位の武田選手と6位の伏見選手の出場が確定し、11位の海老根恵太選手は2着になれば出場が確定、3着以下なら賞金ランキング8位の山口幸二選手が出場することになります。

さらに、上記の6名（11位の海老根選手を含む）が優勝した場合は、その選手がグランプリ出場を確定させるという状況でした。

決勝戦

決勝戦では、新田祐大選手の猛追をかわし、海老根恵太選手が1/4輪差で捲り残って見事優勝を果たしました。前年のKEIRINグランプリ09王者である海老根選手は、最後の最後で2年連続2度目のグランプリ出場権を獲得しました。

成績

決勝戦は12月5日（日）に行われました。

特記事項

決勝戦の模様は、テレビ朝日系列で全国中継されました。また、一部放送局ではCS放送との同時ネットも行われました。

四日間の総売上は110億8138万1300円となり、目標額の115億円には届きませんでした。

脚注

決勝戦のレース結果については、KEIRIN.JPのウェブサイト（2010年12月29日閲覧）で確認できます。
* テレビ放送予定についても、当時の情報を参照してください。

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