紅樹林駅

紅樹林駅（こうじゅりんえき）

紅樹林駅は、台湾新北市淡水区に位置する台北捷運淡水信義線と新北捷運淡海軽軌の駅です。この駅は、台北捷運では「R27」、新北捷運では「V01」という駅番号が付与されています。

歴史

台北捷運

紅樹林駅は1997年3月28日に開業しました。当初の計画段階では、駅名は「竿蓁林」という仮称でしたが、その後現行の名称に決定されました。2003年には、英語表記がウェード式の「Hung Shulin Station」から、漢語拼音である「Hongshulin Station」に変更されました。また、2018年9月30日には可動式ホーム柵の使用が開始され、安全性が向上しました。

新北捷運

新北捷運の部分では、2018年4月に駅番号が「G1」から「V01」に変更され、同年12月24日に淡海軽軌が開業しました。翌2019年7月1日には、MRTへの連絡改札口が設置され、利便性が向上しています。

駅構造

台北捷運

紅樹林駅は、相対式ホーム2面2線の地上駅として設計されています。改札口は両ホームの淡水方に設置され、両ホームは跨線橋で接続されています。エレベーターも整備されており、バリアフリーにも配慮されています。トイレは淡水方面ホームの改札外にあり、旅行者にとって利便性が高いです。また、駅舎の南端には立体駐車場も設けられています。

新北捷運

これに対して新北捷運の部分は、頭端式ホーム1面2線の高架駅です。南側ホームの終端に出口があり、開業後の数ヶ月間は台北捷運とは一度出口を介して乗り換えなければならなかったものの、その後連絡改札口が新たに設置されたことで、乗り換えがスムーズになりました。

利用状況

紅樹林駅は周辺に多くの観光スポットやビジネスエリアがあり、利用者が多い駅です。駅の名前「紅樹林」はマングローブを意味しており、周辺にはマングローブ保護区が広がっています。周辺には淡水河川や淡水河岸の自転車道、紅樹林自然保護区、紅樹林自然生態展示館などの自然関連施設も点在しています。また、台湾総合研究院や環球経貿サイエンスパークも近くにあり、ビジネスマンや観光客にとって魅力的なエリアです。

駅周辺

周辺には「YouBike」システム（新北市の公共自転車）もあり、交通面でも便利です。さらに、スターバックス（星巴克）や成旅晶贊飯店（パークシティーホテル台北淡水）など、休憩や宿泊に利用できる場所も充実しています。また、駅出口のそばにある中正東路には「捷運紅樹林站」のバス停があり、淡水や淡江大学、八里、板橋、樹林方面へのバスが運行されています。

隣の駅

台北捷運淡水信義線の隣駅は淡水駅（R28）で、竹囲駅（R26）との間に位置します。新北捷運の淡海軽軌緑山線では、次の駅は竿蓁林駅（V02）です。紅樹林駅は、両路線の交差点として、交通の要所となっています。

紅樹林駅はその名前にふさわしい自然環境に恵まれた駅であり、周辺施設も豊富で、多くの方に利用されています。

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