衛王

王(えいおう)について



王とは、中国の歴史において皇族が封じられた諸侯王としての王号です。「」は、現在の河南省の一部にあたる地域を指します。代から初にかけて、この地には諸侯国が存在しましたが、当時は王号を称することはありませんでした。

本記事では、特に以下の人物について解説します。彼らは帝位に就いたものの、皇帝としての号が贈られず、「王」の名で知られています。

紹王



金の第7代皇帝である紹王(わいしょうおう)(完顔允済(永済)、在位:1208年 - 1213年)は、その治世において様々な問題が発生し、最終的には廃位されました。そのため、皇帝としての号ではなく、王として歴史に名を残しています。

祥興帝



南宋の最後の皇帝である祥興帝(しょうこうてい)(趙昺、在位:1278年 - 1279年)は、南宋が滅亡する直前に即位し、幼くして亡くなりました。彼の短い治世と南宋の滅亡という悲劇的な背景から、皇帝としての号ではなく、王として記憶されています。

その他の



上記以外にも、歴史上の様々な人物が王に封じられています。以下に、その一部を列挙します。

魏晋南北朝時代


拓跋儀(北魏)
宇文直(北周



楊爽
楊集



李玄霸 - 高祖の三男であり、太宗の同母弟。
李泰 - 太宗の四男。
李重俊 - 中宗の三男。
李佖 - 粛宗の子。
李灌 - 宣宗の子。



趙俁
趙元佐



耶律宛



完顔宗強



オルジェイ

関連項目



* 同号廟号一覧

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