釜山駅

釜山駅と釜山駅駅：釜山広域市の交通ハブ

釜山広域市東区草梁洞に位置する釜山駅は、韓国の重要な交通拠点です。韓国鉄道公社（KORAIL）と釜山交通公社の駅が隣接しており、それぞれ異なる役割を担っています。本記事では、両駅の歴史、構造、乗り入れ路線、周辺環境などについて詳しく解説します。

韓国鉄道公社 釜山駅

1908年の京釜線延伸によって開業した釜山駅は、長い歴史を持つ駅です。当初は終着駅でしたが、その後延伸や改称を繰り返し、現在の姿に至っています。幾度かの移転や駅舎の改築を経て、現在では5面9線の地上駅として、KTXを含む様々な列車が発着しています。

歴史:

1908年：京釜線草梁駅延伸に伴い開業（現在の場所とは異なる）。
1913年：京釜線延伸により途中駅となる。
1943年：釜山埠頭駅に改称。
1945年：釜山駅に再改称、終着駅に戻る。
1953年：釜山大火で駅舎全焼。
1965年：駅舎移転のため営業一時中止。
1969年：現在の場所に駅舎移転、営業再開。
2004年：京釜高速線開業によりKTX乗り入れ開始、駅舎リニューアル。
2007年：釜山駅KTX列車衝突事故発生。
2010年：京釜高速線2期区間開業、ソウル-釜山間の所要時間短縮。
2014年：セマウル号廃止、ITX-セマウルに置き換え。
2015年：線増工事が完了し、高速線と在来線が分離。
* 2019年～: 鉄道施設再配置事業開始(2030年完了予定)。将来はKTX専用駅となる計画。

駅構造: 5面9線の地上駅。1階には商業施設、ラウンジ、宅配サービスがあり、2階に改札口があります。1969年完成の駅舎は、KTX開業に伴う増改築を経て現在に至ります。内部の一部には、旧駅舎の構造が今も残されています。

乗り入れ路線: 京釜線、京釜高速線、ムグンファ号、ITX-セマウル、S-Trainなど。当駅発着の列車が中心です。

周辺環境: 釜山港国際旅客ターミナル、学校、病院、ホテル、バス路線などが近接し、多くの商業施設も集まっています。

釜山交通公社 釜山駅駅

釜山交通公社1号線が乗り入れる釜山駅駅は、韓国鉄道公社釜山駅と駅前広場を挟んで隣接しています。地下駅で、フルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。

歴史: 1987年、釜山交通公社1号線延伸開業と同時に開業。

駅構造: 相対式ホーム2面2線の地下駅。改札口は南北2ヶ所あり、改札内でのホーム間の移動はできません。コンコースにインフォメーションカウンターを設置。

乗り入れ路線: 釜山交通公社1号線

アクセス: 韓国鉄道公社釜山駅とは地下連絡通路で直結しており、スムーズな乗換が可能です。

まとめ

釜山駅と釜山駅駅は、釜山における主要な交通拠点として、多くの利用客を支えています。両駅は隣接しながらも、それぞれ異なる特徴を持ち、釜山の発展を支えています。今後、韓国鉄道公社の釜山駅はKTX専用駅として、さらに重要な役割を担っていくと予想されます。

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