鈴木康久

鈴木康久について

鈴木康久氏は、1955年生まれの日本の外交官です。兵庫県出身で、1980年に東京外国語大学外国語学部スペイン語学科を卒業後、外務省に入省しました。1981年から1983年までサラゴサ大学法学部に留学し、スペイン語と国際法に関する専門知識を深めました。

外務省でのキャリア

外務省入省後、鈴木氏は様々な部署で要職を歴任しました。在メキシコ日本国大使館一等書記官、欧州局政策課企画官、経済局経済連携課企画官などを経て、2016年にはレオン総領事に就任しました。これらの経験を通じて、国際関係、経済、外交政策に関する幅広い知識と経験を培いました。

2018年には、ニカラグア駐箚特命全権大使に任命され、ニカラグアと日本の友好関係の発展に尽力しました。在任中の2021年1月には、新型コロナウイルス感染症に感染したことが公表されましたが、その後回復し、大使としての職務を全うしました。現職の日本大使の新型コロナウイルス感染が公表されたのは、当時4例目であり、その状況が注目されました。

2022年3月、長年の外交官としてのキャリアを終え、外務省を退官しました。

同期入省者

鈴木氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような著名な外交官や政治家がいます。

末松義規（元内閣府副大臣、元衆議院議員）
石井正文（元インドネシア大使、元国際法局長）
大村昌弘（元フィジー大使）
川村裕（元ノルウェー大使、元沖縄大使、元コートジボワール大使）
越川和彦（元JICA副理事長、元スペイン大使、元官房長）
鈴鹿光次（元アフガニスタン大使）
山田文比古（元東京外国語大学教授）
片上慶一（元イタリア大使、元外務審議官（経済担当））
北野充（元ウィーン代表部大使、元軍縮不拡散・科学部長、元アイルランド大使）
石川和秀（元フィリピン大使、元南部アジア部長）
藤原聖也（元アルジェリア大使）
山崎純（元シンガポール大使、元スウェーデン大使、元儀典長）
渡邉正人（元ブルガリア大使、元バングラデシュ大使）
堀之内秀久（元オランダ大使、元カンボジア大使、元ロサンゼルス総領事）
野田仁（元ルーマニア大使、元エクアドル大使）
髙橋礼一郎（元オーストラリア大使、元ニューヨーク総領事、元アフガニスタン大使）
葉室和親（元トンガ大使）
井出敬二（元北極担当大使、元クロアチア大使）
小原雅博（元東京大学法学部教授、元上海総領事）
須永和男（元カタール大使、元ASEAN大使）
姫野勉（元ガーナ大使）
平石好伸（元チリ大使、元ジンバブエ大使）
水谷章（元オーストリア大使、元立命館アジア太平洋大学教授）
齊藤貢（元イラン大使、元オマーン大使）

著作活動

鈴木氏は、外交官としての活動の傍ら、研究活動にも取り組み、以下の著作があります。

著書『メキシコ現代史』（明石書店、2003年）
訳書　ロバート・A・パスター著『アメリカの中南米政策　アメリカ大陸の平和的構築を目指して』（明石書店、2008年）

これらの著作は、鈴木氏のラテンアメリカ地域への深い知識と関心を示しており、研究者としても高い評価を受けています。

まとめ

鈴木康久氏は、長年にわたり外交官として国際社会で活躍し、日本と諸外国との友好関係の発展に大きく貢献しました。その豊富な経験と知識は、今後の国際関係においても重要な役割を果たすことが期待されます。

外部リンク

＜帰国大使は語る＞サンディニスタ政権下のニカラグアに在勤して - 2022年3月8日
大使挨拶 - 在ニカラグア日本国大使館ホームページ内

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