川村裕

川村裕（かわむら ひろし）

日本の外交官。

1958年6月27日生まれ、岩手県出身。1981年に京都大学法学部を卒業後、外務省に入省。長年にわたり、様々な要職を歴任し、国際舞台で活躍した。

経歴

1980年、外務公務員採用上級試験に合格。
1981年、京都大学法学部を卒業し、外務省に入省。

初期には、経済協力局国際機構課に配属され、課長補佐、首席事務官などを務めた。その後、在フランス日本国大使館、在象牙海岸共和国日本国大使館で一等書記官として勤務。

1996年からは、一時的に兵庫県庁に出向し、生活文化部環境局水質課長を務めた。

外務省復帰後は、外務大臣官房総務課企画官、行政改革推進室長、文化交流部文化第一課長、政策課長、儀典官、儀典総括官などを歴任。様々な分野での政策立案や調整に携わった。

2003年、在ミャンマー日本国大使館参事官として赴任。その後、同大使館で公使も務めた。2006年からは、在フランス日本国大使館参事官（公使）として勤務。

2009年、在カンボジア日本国大使館参事官（公使）に就任。

2012年、国際交流基金統括役として、文化交流事業の推進に貢献。

2014年、国際交流基金総務部長に就任。同年、駐コートジボワール兼トーゴ兼ニジェール特命全権大使として、西アフリカ地域における日本外交を担った。

2018年、特命全権大使（沖縄担当）に就任。在沖縄米軍との交渉や、関連するアメリカ政府との交渉に日本政府代表として参加した。

2020年、駐ノルウェー特命全権大使に就任し、北欧における日本外交を牽引。

2024年3月、依願退職。

人物

長年の外交官としての経験から、国際情勢や各国の事情に精通している。また、多岐にわたる分野での実務経験を持ち、政策立案能力や交渉力に優れている。温厚な人柄で、周囲からの信頼も厚い。

同期入省の主な人物

川村氏の同期には、以下のような著名な外交官や官僚がいる。

兼原信克（国家安全保障局次長、内閣官房副長官補）
泉裕泰（日本台湾交流協会台北事務所長、バングラデシュ大使）
上月豊久（ロシア大使）
岡村善文（OECD大使、人権人道担当大使）
山田彰（ブラジル大使、メキシコ大使）
上村司（日本国政府代表（中東和平担当特使）、サウジアラビア大使）
佐藤地（ハンガリー大使、ユネスコ大使）
側嶋秀展（ミクロネシア大使、ザンビア大使）
香川剛廣（国際貿易・経済担当大使、エジプト大使）
石兼公博（国連大使、カナダ大使）
高岡正人（クウェート大使、モンゴル大使、シドニー総領事、イラク大使）
高木昌弘（ドミニカ共和国大使、クリチバ総領事）
冨田浩司（駐米大使、韓国大使、イスラエル大使）
川村泰久（カナダ大使）
嘉治美佐子（クロアチア大使、ジュネーヴ代表部大使）
宮島昭夫（ポーランド大使、トルコ大使）
重枝豊英（リトアニア大使）
石井哲也（トンガ大使）
岡田誠司（バチカン大使、南スーダン大使）
冨永純正（青年海外協力協会会長、コンゴ民主共和国大使）
奥克彦（イラク日本人外交官射殺事件犠牲者）
伊藤光子（世界の子どもにワクチンを日本委員会事務局長）
福嶌教輝（メキシコ大使、アルゼンチン大使）
福嶌香代子（ナッシュビル総領事）


これらの同期入省者たちも、それぞれの分野で日本外交に大きく貢献している。

川村裕は、長年にわたる外交官としての経験と知識を活かし、今後の日本外交においても重要な役割を担うことが期待される。

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