長安航空

長安航空（Chang'an Airlines）

長安航空は、中華人民共和国陝西省西安市に本社を置く航空会社です。正式名称は長安航空有限責任公司で、現在は海南航空グループに属しています。西安咸陽国際空港をハブ空港として、中国国内の主要都市を結ぶ路線を運航しています。

沿革

長安航空は、中国の航空業界において、非民航系の航空会社として初めて設立された企業です。その歴史は以下の通りです。

1992年12月24日: 中華人民共和国で初の非民航系航空会社として長安航空公司が発足しました。
1993年1月6日: 旅客営業を開始し、運航を開始しました。
1993年6月1日: 海南航空が長安航空の73%の株式を取得し、主要株主となりました。
2000年8月30日: 株式会社に移行し、長安航空有限責任公司と改称しました。海南航空はさらに株式を増やし、86%を保有することとなりました。
2002年6月24日: 民航総局から営業区域拡大の認可を受け、地域内航空会社から国内航空会社へと昇格。西安発着の中国国内路線運航が認められました。
2002年7月1日: 海南航空からボーイング737-400型機をリースし、西安線に投入しました。
2002年10月: 海南航空、中国新華航空、山西航空と共同で、航空会社コードを「HU」に統一しました。
2003年1月20日: 長安航空（85%）、上海機場集団（10%）、海南航空（5%）が出資し、中国初の航空速達会社である揚子江快運有限会社を設立しました。
2007年11月29日: 海南航空、山西航空、中国新華航空と合併し、大新華航空となる予定でしたが、計画は変更されました。
2016年4月: 海南航空の経営から独立し、再び長安航空の名称で運航を再開しました。

就航都市

長安航空は、以下の都市に就航しています。これらの都市間を結ぶことで、中国国内の主要都市間の移動を支えています。

海口美蘭国際空港
西安咸陽国際空港
巴中恩陽空港
玉林福綿空港
長春龍嘉国際空港
濰坊空港
大連周水子国際空港
唐山三女河空港
三亜鳳凰国際空港
梧州長洲島空港
芷江空港
重慶江北国際空港
長沙黄花国際空港
寧波櫟社国際空港
南京禄口国際空港
敦煌空港
桂林両江国際空港
貴陽龍洞堡国際空港
ハルビン太平国際空港
珠海金湾空港
北海福成空港
銅仁大興空港
通遼空港
フルンボイル・ハイラル国際空港
景徳鎮羅家空港
温州龍湾国際空港
宜昌三峡空港
アルタイ空港
恵州空港
廈門高崎国際空港
泉州晋江国際空港
昆明長水国際空港
青島膠東国際空港

保有機材

2019年12月現在、長安航空は以下の機材を保有しています。

ボーイング737-800型機 11機

まとめ

長安航空は、中国国内の重要な航空会社の一つとして、その歴史を刻んできました。設立当初は非民航系としてスタートしましたが、海南航空グループの一員となり、現在では国内主要都市を結ぶ重要な役割を担っています。今後も、そのネットワークを拡大し、中国の航空輸送を支えていくことが期待されます。

外部リンク

* 長安航空 （中国語）

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