韓国鉄道公社361000系電車

韓国鉄道公社361000系電車

韓国鉄道公社の361000系電車（361000けいでんしゃ）は、2010年に登場した通勤形電車であり、現在は8両編成の14本、合計112両が配備されています。この車両は、2010年12月21日に京春線の電鉄化が進む中で導入されました。

概要

361000系電車は、331000系を基にした交流型電車で、アルミニウム合金製の車体を持っています。当初からワンマン運転に対応し、両先頭車両には自転車置き場を備えています。また、車内の案内表示装置はLCD式で、331000系とは異なり、枕木と平行に配置されています。デザインに関しても他の韓国鉄道公社の通勤形電車とは一線を画しており、白地に青帯を配した独自の塗装が採用されています。

営業開始当初はすべての編成が京春線で運用されましたが、2012年2月28日にITX-青春の運行が開始されたため、一部編成が余剰となりました。その後、中央線での車両不足を解消するために、361x14編成と361x15編成が中央線に転用され、2014年には全車両が8両編成に改造されました。改造の際に塗装も321000系と同じものに変更され、中央電鉄線での運用が行われました。

中央線での編成が完了した後、361000系電車は再び京春線に戻りましたが、2014年には1号線の中期抵抗車2編成の置き換えのため、311000系に改造されました。これにより、直流電化に対応するための改造が行われ、中間車も新造されました。この新造車両はステンレス製であり、外観に大きな変化があります。

311x91編成は2016年に清凉里駅への乗り入れが開始され、2017年にはITX-青春の一部廃止に伴って急行の運行が再開されました。その後、361x14編成として再び京春線に転入されましたが、中間車2両は脱車され、現在は汶山車両事業所で休車状態にあります。

現在、京義・中央線で運行に支障が生じた場合には、代走運転を行うことがあります。また、2024年からは、南楊州市王宿新都市開発に対応するため、2編成の新型車両が導入される予定です。これは現代ロテム製の最新型車両「チュドゥンイ」の後期タイプであり、ステンレス鋼の車体を持ち、2号車と7号車にはシングルアームパンタグラフが搭載されます。塗装は311000系や341000系の新型と同様で、青緑色の強調が特徴です。

編成番号は、1号線に転属された元361x15編成を欠番とし、361x16/17編成として割り当てられます。これらの新型車両は、2025年5月1日から京春線上鳳駅 - 磨石駅間の朝夕ラッシュ時間帯に運行を開始する予定であり、これによりこの区間の列車間隔が18分から12分に短縮される見込みです。

走行区間

• - 首都圏電鉄京春線

- 忘憂〜春川

• - 忘憂線

- 忘憂〜上鳳〜光云大

• - 京義・中央線

- 忘憂〜清凉里

編成表

全編成は坪内車両事業所に配属されています。

関連項目

• - 韓国鉄道公社
• - 首都圏電鉄
• - 京春線

以上が韓国鉄道公社361000系電車に関する詳細な情報です。

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