飯島駅

飯島駅について

飯島駅（いいじまえき）は、長野県上伊那郡飯島町飯島にある、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。この駅は、地域の足として、また町の発展とともに歴史を刻んできました。

歴史

飯島駅の歴史は、1918年（大正7年）2月11日に、伊那電車軌道（後の伊那電気鉄道）が伊那福岡から延伸した際に、終着駅として開業したことから始まります。当時は一般駅として、地域の交通を支えていました。

1918年7月23日：伊那電車軌道が七久保駅まで延伸し、途中駅となります。
1943年8月1日：伊那電気鉄道線が国有化され、飯田線の一部として鉄道省（後の日本国有鉄道）の駅となります。
1954年：駅舎が改築されました。
1971年12月1日：貨物取扱が廃止され、旅客駅としての機能に特化しました。
1983年2月24日：CTC化に伴い、業務委託駅となりました。
1985年3月14日：荷物扱いが廃止されました。
1987年4月1日：国鉄分割民営化により、JR東海の駅となりました。
2013年4月1日：自治体による簡易委託駅となり、現在に至ります。

駅構造

飯島駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。下り線ホームに駅舎があり、上り線ホームへは田切駅方面にある構内踏切で連絡しています。駅の管理は伊那市駅が行っており、駅業務は飯島町が受託する簡易委託駅です。かつては東海交通事業の職員が駅業務を担当していましたが、2013年3月31日をもって業務委託契約が終了しています。以前はJR全線きっぷうりばも設置されていました。

のりば

利用状況

長野県統計書によると、飯島駅の1日平均乗車人員は以下の通りです。

2007年度 - 344人
2009年度 - 341人
2010年度 - 323人
2011年度 - 335人
2012年度 - 327人
2013年度 - 353人
2014年度 - 318人
2015年度 - 309人
2016年度 - 290人
2017年度 - 265人
2018年度 - 268人

駅周辺

駅周辺は市街地活性化事業によって美しく整備され、飯島町の中心部として機能しています。主な施設は以下の通りです。

飯島町役場
飯島町立飯島中学校
飯島町立飯島小学校
飯島郵便局
八十二銀行飯島支店
JA上伊那飯島支所
アルプス中央信用金庫飯島支店
飯島陣屋
国道153号

バス路線

飯島町内では、以下のバス路線が運行しています。

飯島町いいちゃんバス
病院線（1日4往復）：昭和伊南総合病院行
南部線（1日4往復：デマンド式）：本郷・七久保方面
西部線（1日4往復：デマンド式）：豊岡・岩間・赤坂・上ノ原・春日平方面
東部線（1日4往復：デマンド式）：日曽利・鳥居原・石曽根・親町・田切方面
のっチャオ（中川村営巡回バス）
巡回北回り線

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

飯田線

■快速「みすず」
七久保駅 - （上りのみ伊那本郷駅） - 飯島駅 - 伊那福岡駅
■普通
伊那本郷駅 - 飯島駅 - 田切駅

※国有化前は、当駅と田切駅の間に伊那赤坂停留場が存在しました。

脚注

[1] 参考資料

参考文献

曽根悟（監修）（著）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）（編）「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日。

関連項目

* 日本の[[鉄道駅]]一覧

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