鳥羽展望台

鳥羽展望台：絶景と歴史が織りなす場所

鳥羽展望台は、三重県鳥羽市のパールロード沿線、箱田山の山頂に位置する展望台です。その眺望は「パールロード随一」と称され、訪れる人々を魅了し続けています。

概要

鳥羽展望台からは、雄大な太平洋を一望できます。渥美半島、神島、安乗岬、大王崎といった美しい景観に加え、天候に恵まれれば富士山や日[[本アルプス]]まで見渡せることもあります。敷地内には複数の展望所が点在しており、それぞれ異なる景色を楽しむことができます。

展望台のほか、観光施設「食国蔵王」や箱田山園地が併設されています。かつてはヘリコプターによる遊覧飛行も行われていましたが、現在は中止されています。

また、パールロードで開催される「サイクルマラソン鳥羽志摩線大会」の100kmコースの折り返し地点としても利用されています。元旦には、初日の出を拝むために多くの人々が訪れ、午前4時に駐車場が開放されると、4,000～5,000人もの人々で賑わいます。レストランでは、初日の出を眺めながら朝食を摂ることもできます。

沿革

鳥羽展望台は、1973年4月1日にパールロード開通と同時に開設されました。その歴史は以下の通りです。

1972年6月9日：レストハウスの起工式が執り行われました。
1973年3月31日：パールロード完工式が鳥羽展望台で挙行されました。
1995年4月26日：地元出身の歌手、鳥羽一郎・山川豊兄弟の歌碑が除幕されました。
2002年：財団法人三重ビジターズ推進機構から有限会社ノアに運営が移管されました。
2003年4月：パールロードシーサイドライン（第一期区間）が無料化されました。
2006年：パール奥志摩ライン（第二期区間）が無料化され、全線が無料開放されました。
2008年春：食国蔵王が1億円をかけて改装されました。

食国蔵王

食国蔵王は、鳥羽展望台にある観光施設で、有限会社ノアが経営しています。以前は、財団法人三重ビジターズ推進機構が運営する「鳥羽展望台レストハウス」でした。営業時間は9時から17時までで、変動する場合があります。いつかは訪れたいと思わせる観光地を目指しています。

施設内には以下の店舗があります。

Vista Mare（ヴィスタマーレ）：鳥羽産の新鮮な魚介類をメインとしたレストラン。全席オーシャンビューの60席です。
はねやすめ：軽食やお土産を販売しています。大内山ソフトクリームや伊勢うどんなどのご当地グルメ、オリジナルの「伊勢えびバーガー」や「海女パフェ」などが楽しめます。45席の座席があります。
CUBE BOX：地域限定品やオリジナルのお土産を販売しています。
モネ：多目的レンタルスペースで、絵画の展覧会などに利用されています。

箱田山園地

箱田山園地は、鳥羽展望台の周囲に広がる公園です。環境省と三重県によって整備され、遊歩道が整備されています。園内には、俳人・山口誓子の句碑や、鳥羽市出身の鳥羽一郎・山川豊兄弟の楽曲「兄弟酒」の歌詞が刻まれた石碑があります。

交通

鉄道：JR参宮線・近鉄鳥羽線・志摩線鳥羽駅から自動車で約25分（約25km）。
バス：かもめバス鳥羽展望台行きに乗車、終点下車すぐ（土日祝日のみ運行）。
駐車場：250台（無料）。

鳥羽展望台は、美しい景色だけでなく、歴史や文化も感じられる魅力的な場所です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

もう一度検索