麻雀 (任天堂)

任天堂 麻雀（ファミコン）

『麻雀』は、1983年8月27日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ用ソフトです。ファミコン初の麻雀ゲームとして登場し、当時3800円（後に4500円に値上げ）で販売されました。1986年2月21日にはディスクシステム版も発売され、2001年12月14日発売の『どうぶつの森+』ではゲーム内でプレイ可能になるなど、長きにわたり親しまれています。

特徴

ファミコン初期の作品であり、日本で最も売れた麻雀パッケージソフトとしても知られています。当時、「麻雀もできる」という言葉が、子供たちが親にゲームをねだる際の常套句として使われ、販売を後押ししたと言われています。ゲームを一時中断する際のポーズ画面には、コーヒーまたは紅茶の入ったカップと共に「TEA TIME」と表示される演出がありました。

アーケード版も存在し、そちらは表裏2画面を使った対戦プレイが可能です。アーケード版では、難易度が初級相当に固定されている（思考時間制限は上級相当）、半荘1回勝負であるなど、アーケード向けに調整が加えられています。

ゲーム内容

ルール

2人打ち（対戦相手はCPU）。
開始時の持ち点は30,000点。
プレイヤーが親（起家）固定。
東1局から南2局までの半荘を1ゲームとする。
南2局の流局時、親（CPU）がノーテンでも半荘終了。
特定の条件でコールドゲームが発生。
3勝先取で勝利。
同点の場合は東1局に戻る。
南2局時点でプレイヤーの点数が-2,000点以下になると敗北濃厚。
セーブ機能は無し。
1翻役が確定していない状態でのロン和了はチョンボ。
食いタンあり。
連荘あり。4本場から二翻縛り。
役満の複合はなし。
平和と門前清自摸和の重複はなし（ピンヅモなし）。
人和は役満扱い。
ドラは表ドラ、裏ドラ、槓ドラあり。
ノーテン罰符は1500点。
ハコ割れなし。
チョンボは親で12,000点、子で8,000点（満貫払い）。
流し満貫、十三不塔、三連刻、四連刻、搶槓は無し。

難易度

初級: 配牌が良い。チョンボ防止機能あり。
中級: 配牌が少し厳しくなる。チョンボあり（リーチ後の当たり牌見逃しのみ不可能）。
上級: 配牌がさらに厳しくなる。思考時間に制限あり。

移植版

ファミリーコンピュータ
ディスクシステム
どうぶつの森＋（ゲーム内ゲーム）

スタッフ

エグゼクティブ・プロデューサー：山内溥
プロデューサー：上村雅之
プログラム：中郷俊彦
サウンド：兼岡行男

関連作品

五目ならべ 連珠 (1983): 本作と同時発売されたソフトで、タイトル画面や効果音などに共通点があります。
4人打ち麻雀 (1984): 開発はハドソン。
役満 (任天堂) (1989): 任天堂発売の麻雀ゲームのタイトルには「役満」が付くシリーズ作品。

外部リンク

任天堂公式サイト'>麻雀 ファミコン40周年キャンペーンサイト - 任天堂公式サイト
アーケードアーカイブス VS. 麻雀 - ハムスター公式'>アーケードアーカイブス VS. 麻雀 - ハムスター公式
* MobyGames'>Mahjong（英語） - MobyGames

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