2023年のボストン・レッドソックス

2023年 ボストン・レッドソックス：再建への道のり

2023年のボストン・レッドソックスは、球団創設122年目となるシーズンでした。本拠地フェンウェイ・パークでの戦いは111年目。アレックス・コーラ監督が5年目の指揮を執り、アメリカンリーグ東地区での戦いに挑みました。

オフシーズンの変革

前年2022年は78勝84敗と負け越し、地区最下位に沈んだレッドソックス。2023年シーズンに向けて、MLB全体でいくつかのルール変更がありました。投球間時間制限の「ピッチクロック」導入、守備シフト制限による内野手の配置制約、そして野手登板に関する規定（延長戦、8点以上のビハインド、10点以上のビハインドでの9回など）が導入されました。

シーズン開幕、そして終焉

10月1日に全日程を終え、結果は前年同様78勝84敗。再び東地区最下位という厳しい結果となりました。シーズン終了後には、ジェームズ・パクストン、アダルベルト・モンデシー、アダム・デュバルがフリーエージェント（FA）となっています。

代表選出と個人の輝き

2023年ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では、多くの選手が代表として活躍しました。

ドミニカ共和国代表：ラファエル・デバース
イスラエル代表：リチャード・ブレイアー
日本代表：吉田正尚
メキシコ代表：アレックス・ベルドゥーゴ、ジャレン・デュラン
プエルトリコ代表：エンリケ・ヘルナンデス
チャイニーズタイペイ代表：張育成

また、ケンリー・ジャンセンがオールスターゲームに選出されています。

個人成績と表彰

チームとしては苦戦したものの、個人の活躍が目立ったシーズンでもありました。

ジェームズ・パクストン：ピッチャー・オブ・ザ・マンス（6月）
トリストン・カサス：ルーキー・オブ・ザ・マンス（7月）
ラファエル・デバース：シルバースラッガー賞（三塁手）

達成記録

5月10日 - ケンリー・ジャンセンが通算400セーブを達成。これは史上7人目の記録です。
8月5日 - 吉田正尚が日米通算1000安打を達成。

まとめ

2023年のレッドソックスは、チームとしての成績は振るわなかったものの、新ルールの導入やWBCでの選手の活躍、そして個人の記録達成など、様々な出来事がありました。来シーズンに向けて、チームの再建が期待されます。

関連情報

2023年のメジャーリーグベースボール

外部リンク

公式ウェブサイト （英語）
Baseball-Reference （英語）

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