813年

813年の歴史的出来事

813年は、さまざまな重要な歴史的出来事が展開された年です。この年は、平年であり、ユリウス暦においては通常のカレンダー年として観察されました。以下に、この年の主な出来事を地域別にまとめます。

世界の出来事

• - 6月22日 - ヴェルシニキアの戦い

東ローマ帝国のアドリアノープル近郊、ヴェルシニキアで重要な戦闘が行われました。この戦いでは、クルム・ハーンが率いる第一次ブルガリア帝国軍が、東ローマ皇帝ミカエル1世の軍に対して大勝を収めました。この戦斗は、東ローマ帝国にとって深刻な打撃となりました。

• - 6月22日以降 - アドリアノープルの包囲

ヴェルシニキアの戦い後、クルム軍はすぐにアドリアノープルを包囲しました。補給が困難となった結果、都市は降伏し、東ローマ帝国の権威にさらなる傷を負わせることになりました。

• - 7月11日 - レオーン5世の即位

東ローマ帝国では、レオーン5世が皇帝に即位しました。これは、前皇帝ミカエル1世の次なる政権交代を示す出来事でした。

• - 9月11日 - ルートヴィヒ1世の即位

フランク王国では、カール大帝がアーヘンにて自身の第3子ルートヴィヒを共同統治者として即位させる重要な儀式が行われました。この動きは、フランク王国の権力構造に大きな影響を与えました。

• - アッバース朝の暗殺事件

同年にはアッバース朝のカリフ、アミーンが暗殺され、後を継いだマアムーンがカリフとして新たに即位しました。この出来事は、イスラム帝国の政権内部における緊張を引き起こす要因となりました。

日本の出来事

• - 4月3日 - 弘仁の韓寇

日本では、新羅からの侵略者が肥前小値賀島に上陸し、島民との戦闘が発生しました。新羅人110人がこの戦いに関与し、日本国内での外国との緊張関係を示しています。

• - 6月 - 『新撰姓氏録』の撰上

日本の平安時代中期にさしかかるこの年、万多親王たちが『新撰姓氏録』を編纂しました。この歴史的な文書は、日本の氏族制度や clan 系統を記録する上で重要な役割を果たしました。

誕生と死亡

誕生

• - 藤原良相（867年没）

平安時代前期の有名な公卿。

• - Wandelbert（870年没）

フランク王国プリュム修道院の修道士。

• - 良岑良松（879年没）

平安時代前期の官人で、遣唐使として有名です。

死亡

• - アミーン（787年生まれ）

アッバース朝のイスラム帝国第6代カリフであり、彼の死は帝国内の権力闘争を激化させました。

まとめ

813年は、戦争や政治の変動が多く見られた年であり、その影響は特に東ローマ帝国やフランク王国、日本において顕著でした。この年の出来事は、後の歴史にも影響を及ぼし、多くの国々の運命を左右することとなったのです。

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