Come on FUNKY Lips!

『Come on FUNKY Lips!』の概要

『Come on FUNKY Lips!』は、1994年4月から1999年9月まで文化放送を中心に放送されていた深夜ラジオ番組です。この番組はNRN系列に属し、主に若者を対象とした内容で構成されていました。放送時間は月曜日から木曜日の深夜24時から26時までの2時間となっており、1998年からは放送時間が短縮され、24時から25時30分となりました。番組は非常に人気があり、1999年10月には後継番組『LIPS PARTY 21.jp』としてリニューアルされました。

パーソナリティとその後

この番組のパーソナリティには、著名なアーティストやタレントが関与していました。特にNONA REEVESは後続の『LIPS PARTY 21.jp』でも引き続き登場し、多くのリスナーに愛されました。また、松岡は1999年12月からは後番組への出演を果たしました。パーソナリティたちはリスナーとのコミュニケーションを重視し、リスナーからのメッセージやリクエストを受け付けたりするなどの工夫がなされていました。

ネット局と放送枠

当番組はローカルセールス枠で放送されており、北海道、名古屋、大阪、沖縄などの一部地域の民放ラジオ局では放送されていませんでした。ただし、放送開始当初は約10局がネット局として名を連ねており、徐々に他の地域の局もネットを開始していきました。放送時間は各ネット局で1時間のみの放送が一般的でした。

各ネット局の放送開始は次の通りです：

• - 1994年4月: 青森放送、秋田放送、山梨放送、山陰放送、山口放送、四国放送、高知放送、大分放送、長崎放送、熊本放送
• - 1994年10月: 岩手放送
• - 1995年4月: 山形放送、ラジオ福島、新潟放送、信越放送、北日本放送、北陸放送、福井放送、南海放送
• - 1996年4月: 宮崎放送
• - 1997年4月: 九州朝日放送

特別番組の放送

2022年には文化放送の開局70周年を記念して、特別復活番組が放送されました。この特番では、今田耕司と東野幸治がパーソナリティを務め、懐かしの内容が放送され、多くのリスナーの心に響きました。

深夜番組としての特色

『Come on FUNKY Lips!』は、放送当時は若者向けの深夜番組として位置づけられており、特に女子高生に人気がありました。1997年4月から1998年3月までは、文化放送内での第2部『LIPS FACTORY』が放送され、さらに多くのリスナーを惹きつけました。

当番組の放送は、以前の若者向け深夜番組が放送されていなかった期間を経て、再び若者向けコンテンツとしての枠を設けるきっかけともなったのです。また、オープニングテーマやエンディングテーマには多くのアーティストの楽曲が起用され、印象に残る作品となりました。

音楽と文化

dのオープニングテーマは原田真二によるオリジナルテーマソングで、エンディングテーマは長沢ゆりかの「強いつばさで」などが使用されました。また、コマーシャル時のフィラーBGMには徳永英明の曲やSHAZNAの楽曲も流れ、聴取者の耳を楽しませました。

このように『Come on FUNKY Lips!』は、90年代の日本のラジオ文化を象徴する番組であり、多くのリスナーにとって特別な思い出となっていることでしょう。

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