F505i

ムーバ F505i について

ムーバ F505i は、富士通が開発しNTTドコモから発売された携帯電話（mova）端末です。505iシリーズの中では5番目にリリースされました。前モデルであるF504iSのデザインを踏襲しつつ、より薄型化が図られています。

ディスプレイ

メインディスプレイには、約26万2144色表示（ソフトウェア処理により約1670万色表示が可能）に対応した2.2インチのQVGA液晶を採用。大型で高解像度、さらに多色表示に対応しました。サブディスプレイには、256色表示（ソフトウェア処理により約1万6384色表示が可能）に対応した有機ELディスプレイが搭載されています。ただし、サブディスプレイはカメラ撮影時のファインダーとしては使用できません。

メニュー画面

メニュー画面は、従来のFシリーズから大きく変更され、Pシリーズに似た9つのアイコンが表示される形式になりました。これにより、より直感的で操作しやすいインターフェースが実現されています。

カメラ

カメラは、約128万画素CCD（記録画素数123万画素）を搭載し、F504iSと比較して大幅にスペックアップしました。フォトライトも搭載されており、暗い場所での撮影も可能です。接写撮影、動画撮影、QRコードの読み取りにも対応しています。ただし、F504iSに搭載されていたインカメラは廃止されました。

その他機能

他の505iシリーズと同様に、外部メモリスロットが搭載されており、miniSDメモリーカードに対応しています。16MBのminiSDメモリーカードが付属していました。また、日本国内向け端末として初めて指紋認証機能を搭載しており、端末内側のボタン下に指紋読み取り装置が備えられています。

歴史

2003年3月20日：電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得
2003年4月2日：テレコムエンジニアリングセンターによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得
2003年4月8日：N505i、P505i、SO505i、SH505iとともにmova505iシリーズの開発が発表
2003年7月11日：発売開始
2012年3月31日：movaサービス終了に伴い使用終了

関連情報

F504iS: 前モデルにあたる機種
F505iGPS: 同時期に発売されたGPS機能を搭載したモデル

外部リンク

F505i 富士通
ドコモ、「505i」シリーズを発表 - ケータイWatch（2003年4月8日）
ケータイ新製品SHOW CASE　NTTドコモ F505i - ケータイWatch（2003年7月16日）

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