MASADA

MASADAについて

MASADA（マサダ）は、1981年6月16日にアメリカ合衆国で生まれたハードコアレスラーで、本名はブリガム・ドーン（Brigham Doane）です。彼はテキサス州ウェーコで生まれ育ち、日本の大日本プロレスをはじめ、アメリカのコンバット・ゾーン・レスリング（CZW）、アパッチプロレス軍、FREEDOMS、WMF、ROHなど、さまざまな団体で活躍してきました。長身で素早い動きに加え、ハイフライ・ムーブが得意で、特徴的な三つ編みにした長い髪とアゴ髭が見どころです。

略歴

MASADAは、2004年にプロレスラーとしてのキャリアをスタートさせました。その年の9月から大日本プロレスに自費留学し、プロレスの技術を学ぶために参戦しました。当初は技術習得のための参加でしたが、次第に荒々しさを増したハードコアキャラとして知られるようになり、対戦相手との激しい戦闘を展開するようになりました。特にデスマッチにおいてその技術は磨かれ、成長を続けています。

2008年には、桂スタジオ大会のメインイベントで伊東竜二と対戦し、BJW認定デスマッチヘビー級王座に挑戦しました。ノーロープ有刺鉄線や火炎、レンガブロックといった過激なアイテムを駆使した試合を展開しましたが、惜しくも敗北を喫しました。また、大日本の別ブランドである横浜プロレスでは、大黒坊弁慶と共に「日米ナチュラルパワーズ」を結成し、井上勝正や関本大介との対戦で熱戦を繰り広げました。

2009年には、IWAミッドサウスのキング・オブ・ザ・デスマッチ大会に初参戦し、タンクとコーポラル・ロビンソンを下して決勝に進出し、ネクロ・ブッチャーやサムタック・ジャックを相手に優勝を果たしました。この年には、コンバット・ゾーン・レスリングでもダニー・ハボックの保持していたCZWウルトラバイオレントアンダーグラウンド王座の奪取に挑みましたが、ガラスや有刺鉄線を用いたデスマッチでは残念ながら敗北しました。

この年のトーナメント・オブ・デスにも初出場し、ブレイン・ダメージやニック・ゲージを下して決勝戦に進むものの、最終的にはサムタック・ジャックに敗れました。さらに、ウエストサイド・エクストリーム・レスリング（wXw）への参戦も果たし、ドイツのイベントでドレイク・ヤンガーやサムタック・ジャックに勝利を収めました。

得意技

MASADAの得意技には以下があります：

• - スカルファッカ・バスター: 後ろから片足を抱え込んで投げる独特のバックドロップ。
• - トラースキック: スピーディな脚技で、瞬時に相手を制圧します。
• - デスバレードライバー: WWEのジョン・シナが使用するFUに似た技。
• - ツームストーン・パイルドライバー: 相手を頭から叩きつける強烈な技。
• - キャメルクラッチ: 相手を拘束しつつ竹串を使った攻撃を行います。
• - 素手に火を付けての殴打: 恐ろしいデスマッチアイテムを使った攻撃スタイルも持っています。

特に、トーナメント・オブ・デス：リワインドの決勝戦では、ロープにぶら下がった蛍光灯に椅子をぶつけたり、注射器を駆使して凄惨な場面を演出するなど、独自の技を用いた戦いぶりが目を引きました。

備考

MASADAは全日本プロレスで活躍する同名のレスラー、MAZADAとは異なる人物です。2013年にはCZWでクリスティーナ・ヴォン・イーリーとの男女デスマッチで対戦し、婚約を発表しました。この時、クリスティーナはスターダムでの来日中でした。また、彼のリングネーム「MASADA」はヘブライ語に由来し、イスラエルの要塞にちなんでいます。さらに、2003年にはWWEのHeatにローカルレスラーとして登場した経験もありますが、その時の対戦相手はメイヴェンで、MASADAは敗れています。

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