TULIP FINAL TOUR Well

TULIP FINAL TOUR Well

『TULIP FINAL TOUR Well』は、1989年9月10日にリリースされたチューリップのライブ・アルバムです。このアルバムは、解散ツアーの中で行われた最後の公演である1989年7月8日の中野サンプラザでのライブ音源を収めています。ゲストには安部俊幸や姫野達也が参加し、ファンにとっても特別な意味を持つ作品となっています。

このアルバムは、1985年の『コンサートはチューリップ』以来で、約4年ぶりとなるライブ・アルバムです。また、第3期メンバーによるボーカルが収録された唯一のライブ・アルバムでもあります。メンバーそれぞれの個性が際立つ曲が並んでおり、特に第3期でのスタイルの移り変わりを感じることができます。

収録曲は、同年のスタジオ・アルバム『Well』からの楽曲を含むほか、第1期および第2期の名曲が中心となっており、特に第1期の楽曲は第3期以来ほとんど演奏されていなかったため、貴重なパフォーマンスと言えるでしょう。例えば、「愛は戻れない」や「悲しきレイン・トレイン」など、ファンの心に残る楽曲が多数収められています。

また、ビデオやレーザー・ディスクとしても映像作品がリリースされていますが、アルバムには演奏部分を含む完全版が収録されているため、音楽ファンにとっては必聴の一枚です。ジャケットデザインには、ツアー中に用いられた印象的なレーザー演出が反映されており、視覚的にも楽しませてくれます。

収録曲

DISC 1

• - The Halo（作詞／作曲：財津和夫）
• - 心を開いて（作詞／作曲：財津和夫）
• - ハーモニー（作詞／作曲：財津和夫）
• - 愛は戻れない（作詞／作曲：財津和夫）
• - 涙のパーティー（作詞／作曲：財津和夫）
• - VOLUME・10（作詞／作曲：宮城伸一郎）
• - 2015年世界旅行（作詞／作曲：財津和夫）
• - 僕はライオン（作詞／作曲：財津和夫）
• - 箱入り娘（作詞／作曲：財津和夫）
• - 仔牛のロー・カウジー（メンバー交代ボーカル）
• - 逆回転（作詞／作曲：財津和夫）
• - 神様に感謝をしなければ（作詞：安部俊幸、作曲：姫野達也）
• - 悲しきレイン・トレイン（作詞／作曲：財津和夫）
• - 夕陽を追いかけて（作詞／作曲：財津和夫）
• - Crossing（作詞／作曲：宮城伸一郎）
• - さよならメロディ（作詞／作曲：高橋裕幸）
• - STATION（作詞／作曲：丹野義昭）

DISC 2

• - ストロベリー・スマイル（作詞／作曲：財津和夫）
• - 生まれる星（作詞／作曲：財津和夫）
• - 丘の吹く風（作詞／作曲：財津和夫）
• - Shooting Star（作詞／作曲：財津和夫）
• - 青春の影（作詞／作曲：財津和夫）
• - Well（Mr.Good-bye）（作詞／作曲：財津和夫）
• - メドレー（銀の指環、サボテンの花、さよなら道化者、虹とスニーカーの頃、夏色のおもいで、風よ、ブルー・スカイ、私のアイドル、歌は生きている、心の旅、夢中さ君に、あの娘は魔法使い、魔法の黄色い靴）

この作品は、チューリップの魅力と成長を余すことなく収めた名盤として、ファンはもちろんのこと、多くの音楽愛好家にとっても価値ある一枚となっています。

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