W51CA

W51CAは、カシオ計算機とカシオ日立モバイルコミュニケーションズ（現NECモバイルコミュニケーションズ）が共同で開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話がauブランドで展開した第3/3.5世代携帯電話です。2006年度にauで最も売れたW41CAの後継機種として、数々の新機能と特徴を備えています。

デザインと機能
W51CAは、W41CAと同じく回転2軸ヒンジを採用しながら、サブディスプレイを追加しました。これにより、閉じた状態でも時間や着信情報を確認できるようになりました。おサイフケータイ機能は、大容量の新型FeliCaチップを搭載したことで、auケータイクーポンにも対応しています。

エンターテイメント
エンターテイメント機能では、スクウェア・エニックスの「聖剣伝説―ファイナルファンタジー外伝（体験版）―」がプリインストールされており、手軽にゲームを楽しむことができます。ワンセグ機能は、約5時間30分の連続視聴が可能で、電子番組ガイド（EPG）を利用した録画予約、時短再生、タイムシフト再生にも対応しています。アンテナは収納可能なホイップアンテナを採用しており、EZ・FMの聴取にはイヤホンの接続が必要です。

ユニークなカスタマイズ
W51CAには、Heart Craftの「アデリーペンギン」が内蔵コンテンツとして採用されており、プリセットのケータイアレンジ「顔いろいろ」と組み合わせることで、電波状況や電池残量などのアイコンまでペンギンで表現する「ペンギンケータイ」を実現できます。

注意点
W41CAと比較して、データフォルダの容量が30MBと半分以下に削減されており、PCドキュメントビューアーも非搭載です。しかし、赤外線通信はIrSimpleに対応し、対応機種との間で高速データ通信が可能です。microSDスロットはバッテリー下に配置されています。スピーカーはステレオスピーカーを採用し、より豊かな音質で楽しむことができます。

沿革
2007年1月16日にKDDIとカシオ計算機から公式発表され、2月2日にまず関東地区で発売されました。その後、2月3日に東北、中部、北陸、関西、中国、四国、九州、沖縄地区で、2月6日には北海道地区で発売されました。2007年7月に販売終了し、2022年3月31日には3Gサービスが完全に終了したため、W51CAは利用不可となりました。

その他
フジテレビ系列の番組「run for money 逃走中」、「クロノス」、「ジャンプ!○○中」で過去に利用されていたことも特筆されます。

対応サービス
W51CAは、au Smart Sports、au LISTEN MOBILE SERVICE（ビデオクリップ対応）、着うたフル、PCサイトビューアー、Hello Messenger、EZ FeliCa、EZナビウォーク（声de入力）、安心ナビ、EZ助手席ナビ、緊急通報位置通知、EZチャンネルプラス、EZニュースフラッシュ、auケータイクーポン、デコレーションメール、EZテレビ、オープンアプリプレイヤー、バックグラウンド受信、SD-Audio (AAC)、SD-Video、モバイル辞典（音声発音機能つき）、デイリーコンサイス英和辞典、デイリーコンサイス和英辞典、デイリーコンサイス国語辞典、英会話とっさのひとこと辞典、冠婚葬祭マナー辞典、EZ・FM、赤外線通信 (IrSimple)など、多彩なサービスに対応していました。

関連情報
この機種は、携帯電話、au（携帯電話）、カシオ計算機、CDMA 1X WINといったキーワードに関連します。詳細な情報は、auの公式サイトやオンラインマニュアルで確認できます。

参考資料

• - au オンラインマニュアル > W51CA

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