イシイジロウ

1967年 1月28日生まれの日本のクリエイター。ゲームデザイナー、脚本家、映画監督、作詞家として幅広い分野で活躍しています。株式会社ストーリーテリング代表取締役。

経歴

リクルート関西支社やカルチュア・コンビニエンス・クラブで広告・宣伝を担当後、ゲーム業界へ転身。
2000年にチュンソフトに入社し、アドベンチャーゲームを中心にシナリオ、監督、プロデュース、ディレクションを担当しました。
2010年にはレベルファイブに移籍し、同様の役割を担いました。
2014年に独立し、2015年に株式会社ストーリーテリングを設立しました。

主な活動

イシイジロウは、ゲーム業界での活動にとどまらず、アニメ、実写映画、舞台、作詞など多岐にわたる分野で才能を発揮しています。

- ゲーム:

- 『428 〜封鎖された渋谷で〜』：総監督。ファミ通クロスレビューで満点を獲得し、日本ゲーム大賞優秀賞を受賞。
- 『タイムトラベラーズ』：ディレクター。劇中曲の作詞も担当。メインテーマはフィギュアスケート選手、羽生結弦のエキシビションで使用されました。
- 『新サクラ大戦』：ストーリー構成。
- 『モンスターストライク』シリーズ：3DS版のストーリー・プロジェクト構成を担当。初のミリオンセールスを達成。

- アニメ:

- 『UNDER THE DOG』：原作を提供。クラウドファンディングで多額の資金を集め、劇場版も公開されました。
- 『モンスターストライク』シリーズ：ストーリー・プロジェクト構成を担当。
- 『ブブキ・ブランキ』：シリーズ構成・脚本を担当。アニメ満足度人気投票で四部門一位を独占。

- 映画:

- 『女流棋士の春』：脚本・監督を担当。

- 舞台:

- 『龍よ、狼と踊れ』：原作を担当。
- 『文豪とアルケミスト』シリーズ：世界観監修を担当。

- 作詞:

- 『タイムトラベラーズ』や『新サクラ大戦』など、多数の楽曲の作詞を手掛けています。

エピソード

- チュンソフト在籍中に手がけた『428 〜封鎖された渋谷で〜』は、週刊ファミ通のクロスレビューで史上9本目となる40点満点を獲得。日本ゲーム大賞2009優秀賞、ファミ通アワード2008優秀賞なども受賞しています。
- 戦国武将・可児吉長の子孫であり、家系図が伝わっています。歌人の笹公人とは、曽祖父どうしが兄弟という関係にあります。
- レベルファイブ在職中に手がけた『タイムトラベラーズ』では、劇中曲の作詞を手がけ、メインテーマである「The Final Time Traveler」はフィギュアスケート選手の羽生結弦に2014グランプリファイナルExhibition(エキシビション)にプログラム曲として選ばれました。この『タイムトラベラーズ』および「The Final Time Traveler」はイシイが被災した阪神・淡路大震災をイメージして作られた作品であり、羽生の被災地へのメッセージと重なると論評されています。
- 独立後、初めて原作を提供したインディーズアニメ『UNDER THE DOG』は、米国クラウドファンディングで目標を大きく上回る出資金額を集め、劇場公開もされました。
- アニメシリーズ『モンスターストライク』のストーリー・プロジェクト構成を担当。3DS版や映画版のストーリーも担当しています。YOUTUBEで配信されたシリーズは世界累計再生回数4億回を突破しました。
- TVアニメ『ブブキ・ブランキ』ではシリーズ構成・脚本として参加し、高い評価を得ています。

その他の活動

- 日本ゲーム大賞　ゲームデザイナーズ大賞審査員（2010年 - ）
- 日本[[脚本家連盟]]会員
- 日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員
- 日本SF作家クラブ会員（2010年5月-）

主な作品リスト

ゲーム

- チュンソフト

- 不思議のダンジョン風来のシレン外伝女剣士アスカ見参!：ゲームバランス
- かまいたちの夜アドバンス：GBA版演出
- かまいたちの夜ニワンゴ版：プロデューサー
- 忌火起草：プロデューサー
- 428 〜封鎖された渋谷で〜：総監督
- 極限脱出 9時間9人9の扉：プロデューサー
- 3年B組金八先生伝説の教壇に立て!：企画・監督