人間の骨の一覧

人間の骨の一覧（にんげんのほねのいちらん）

人体を構成する骨の総称として「人間の骨の一覧」があります。この一覧には、頭部、体幹、上肢、下肢に分かれた約200から208個の骨が含まれていますが、成人においては基本的に206個が一般的です。年齢や個人差、あるいは骨の癒合状態によって、この数は変動することがあります。また、骨の発達に影響を与える種子骨なども存在し、個体ごとに異なることが特徴です。

骨の分類

骨は体の部位によって大きく4つのカテゴリに分けられます。それぞれの部位ごとに種類や数が異なります。

頭部の骨（Head）

頭部には、脳を保護するための頭蓋骨と顔面骨が含まれています。頭蓋骨は以下の骨から構成されていますが、合計で22個の骨から成ります。

• - 頭蓋骨（ossa cerebralia）

- 後頭骨 (1)
- 前頭骨 (1)
- 側頭骨 (2)
- 頭頂骨 (2)
- 蝶形骨 (1)
- 篩骨 (1)
- 耳小骨（ossicula auditus） (計6個)

また、顔面骨は以下のように分類されます。
- 下鼻甲介 (2)
- 涙骨 (2)
- 鼻骨 (2)
- 鋤骨 (1)
- 上顎骨 (2)
- 口蓋骨 (2)
- 頬骨 (2)
- 下顎骨 (1)
- 舌骨 (1)

体幹の骨（Thorax）

体幹には主に椎骨が含まれ、これは脊椎を形成します。具体的には以下の種類があります。

• - 頸椎 (7個)
• - 胸椎 (12個)
• - 腰椎 (5個)
• - 仙椎 (5個、成人には癒合して仙骨を形成)
• - 尾椎 (3～5個)

また、胸骨や肋骨も体幹の一部として重要です。

上肢の骨（Upper Limb）

上肢では、様々な骨が協調して腕の動作を支えています。主要な骨は次の通りです。

• - 肩甲骨 (2)
• - 鎖骨 (2)
• - 上腕骨 (2)
• - 前腕骨（橈骨と尺骨） (各2)
• - 手根骨 (16個)
• - 中手骨 (10個)
• - 指骨 (28個)

下肢の骨（Lower Limb）

下肢は人体において移動を担う重要な部位で、以下の骨から構成されます。

• - 寛骨 (2)
• - 大腿骨 (2)
• - 膝蓋骨 (2)
• - 下腿骨（脛骨と腓骨） (各2)
• - 足根骨 (14個)
• - 中足骨 (10個)
• - 趾骨 (28個)

寛骨は成人になると坐骨・腸骨・恥骨が癒合して形成され、骨盤を構成します。

関連項目

この一覧は解剖学や人体の理解に役立つ重要な情報を網羅しています。また、人間の筋肉や関節の構成、さらに神経や動静脈、リンパについての知識も合わせて知っておくと、より深い理解が得られるでしょう。特に、ヒトの膝の裏に存在することがあるファベラと呼ばれる種子骨についても興味深い点です。

骨の詳細な構造やその機能について学ぶことは、解剖学や生理学を学びたい方にとって基礎的な内容となります。

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