千代田駅

千代田駅

千代田駅は、大阪府河内長野市に位置する南海電気鉄道高野線沿線の駅です。駅番号はNK68。南海電鉄の車両基地である小原田検車区千代田検車支区と千代田工場に隣接しており、多くの始発・終着列車が設定されているのが特徴です。

歴史

千代田駅の開業は昭和13年（1938年）2月11日。大阪陸軍幼年学校の移転に伴い、南海鉄道滝谷駅～河内長野駅間に新設されました。その後、近畿日本鉄道を経て、昭和22年（1947年）6月1日に南海電気鉄道の駅となりました。平成元年（1989年）には駅舎の橋上化と駅西側バスターミナルの整備が完了。平成19年（2007年）1月18日にはICカード専用改札機が導入されました。バリアフリー化工事は平成24年（2012年）3月に完了し、エレベーターが設置されました。同年4月1日には駅ナンバリング制度が導入され、NK68番が割り当てられました。平成25年（2013年）3月には駅東側ロータリーの整備も完了しました。令和4年（2022年）5月31日には改札外にあった駅売店が閉店しました。

駅構造

千代田駅は地上駅で、相対式ホーム2面2線の構造を持ちます。ホーム有効長は8両分です。平成元年（1989年）に完成した橋上駅舎により、改札口からホームへのアクセスが容易になりました。以前は上下線別改札でホーム間の移動ができませんでした。橋上駅舎には当初エレベーターがありませんでしたが、平成24年（2012年）3月に2基設置されました。これらのエレベーターは東出口と1番線ホーム、西出口と2番線ホームをそれぞれ結んでいます。

駅構内には橋本方に小原田検車区千代田検車支区と千代田工場があり、車両の検査時には南海本線の車両も入線します。そのため、千代田駅を始発・終着とする各停が多数設定されています。また、平日の朝ラッシュ時には、当駅始発の上り準急行も運行されています。

利用状況

令和元年（2019年）の1日平均乗降人員は13,435人（乗車人員6,488人、降車人員6,947人）で、南海電気鉄道の全駅100駅中22位となっています。

駅周辺

駅周辺は住宅地が広がっており、東側には千代田南町や木戸東町、西側には貴望ヶ丘、千代田台町、荘園町、緑ヶ丘などの住宅地があります。各方面へ路線バスが発着しており、大阪千代田短期大学へのスクールバスも運行されています。

商業施設

駅周辺には、千代田ショッピングセンター、西友千代田店、しまむら、セリア、生鮮市場richばんばん、ディオ河内長野店、ウエルシア河内長野千代田駅前店などの商業施設があります。

行政機関

河内長野市立千代田公民館、河内長野市消防署北出張所などがあります。

教育機関

河内長野市立楠小学校、河内長野市立小山田小学校、河内長野市立千代田小学校、河内長野市立千代田中学校、大阪府立長野高等学校、大阪府立長野北高等学校、大阪暁光高等学校、大阪千代田短期大学などがあります。

金融機関

千代田郵便局、りそな銀行河内千代田支店、徳島大正銀行千代田支店、大阪シティ信用金庫河内長野支店、JA大阪南千代田支店、三菱UFJ銀行南海千代田駅前出張所などがあります。

医療機関

大阪南医療センターなどがあります。

工場

モリ工業河内長野工場、NTN金剛製作所などがあります。

その他

寺ヶ池、寺ヶ池公園、灰原池、菱こ池などがあります。

バス路線

駅西側バスターミナルを中心に、南海バス（河内長野営業所）が運行する路線バスが多数発着しています。荘園町、緑ヶ丘、貴望ヶ丘、木戸東町、泉ヶ丘駅、狭山ニュータウン方面への路線があります。また、大阪南医療センターと美加の台駅前を結ぶモックルコミュニティバスも運行されています。深夜バスは2020年4月1日のダイヤ改正で廃止されました。

隣の駅

南海電気鉄道高野線

滝谷駅 - 千代田駅 - 河内長野駅

（快速急行、急行は通過）

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