四条駅:京都の中心部を支える地下鉄駅
京都市営地下鉄烏丸線にある四条駅は、
京都府京都市下京区に位置し、駅番号はK09です。京都の中心部、
四条烏丸交差点の南側にあり、ビジネス街や
金融街、そして
繁華街である
四条河原町にも徒歩圏内という恵まれた立地にあります。そのため、1日の乗降客数は非常に多く、京都駅に次ぐ規模を誇ります。
歴史と変遷
四条駅は、
1981年5月29日、烏丸線の
北大路駅~京都駅間の開業と同時に開業しました。その後、
2007年にはICカード『
PiTaPa』の利用が可能になり、利便性が向上しました。
2010年には大規模な駅改装工事が行われました。この工事により、北改札の位置が変更され、改札内
店舗だったベーカリーが改札外に移転しました。また、
駅名標に近隣の商業施設名(
大丸京都
店)が広告として表示されるようになり、
駅ナカ商業施設『Kotochika四条』も開業しました。この商業施設の開業と同時に、駅の案内サインもリニューアルされ、ユニバーサルデザインの
ピクトグラムが導入されました。さらに、同年、烏丸線ホームには可動式ホーム柵が設置され、安全性が向上しました。
駅構造と設備
四条駅は島式ホーム1面2線の
地下駅です。ホームには可動式ホーム柵が設置されており、安全性を確保しています。改札口は南北に1箇所ずつ、そして
駅ナカ商業施設『Kotochika四条』の地下2階に1箇所、計3箇所あります。ただし、『Kotochika四条』の改札には券売機がありません。
阪急電鉄京都本線
烏丸駅への乗り換えは北側改札口を利用しますが、地下鉄ホームから阪急の改札まではやや距離があります。これは、地下鉄線が駅のホームの北側で阪急
烏丸駅の下を通っているためです。北改札と南改札の間には、地下通路があり、
京都市証明書発行コーナーや交通局定期券販売所が設置されています。
利用状況と周辺環境
2022年度の1日平均
乗降人員は88,018人で、これは
京都市営地下鉄の全駅で2番目に多い数です。駅周辺は、京都を代表するビジネス街・
金融街であり、観光客にとってもアクセスしやすい立地です。ただし、
京阪電気鉄道京阪本線の祇園四条駅とは1キロメートル以上離れているため注意が必要です。
隣の駅
参考文献
川島令三『【図説】日本の鉄道 東海道ライン 全線・全駅・全配線 第6巻 米原駅 - 大阪エリア』講談社、2009年8月20日。ISBN 978-4-06-270016-0
寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』
ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。
ISBN 978-4-7770-1336-4
関連項目
日本の[[鉄道駅一覧]]
外部リンク
京都市営地下鉄烏丸線四条駅 -
京都市交通局
コトチカ四条
あなたの駅前物語 四条駅(
京都府) - テレビ朝日
*
日本地下鉄協会『SUBWAY』
2010年11月号現場から1「
京都市営地下鉄四条駅リニューアル事業について」 (PDF) (pp.24 - 30掲載)