志布志駅

志布志駅の概要

志布志駅（しぶしえき）は、鹿児島県志布志市志布志町に位置する九州旅客鉄道（JR九州）の日南線に属する駅です。本駅はこの路線の終着駅として機能しており、その事務管理コードは▲941909です。かつては国鉄志布志線や大隅線も存在し、交通の要所としての役割を果たしていました。

歴史の歩み

鉄道の開通は1925年（大正14年）に遡ります。この年、志布志線大隅松山駅から志布志駅間が開通し、志布志駅は終着駅として開設されました。1935年、志布志線の延伸により途中駅となり、さらに翌年には古江東線が開通しました。

1949年には昭和天皇のお召し[[列車]]が当駅に到着し、その後1955年には2代目の駅舎が完成しました。1963年に日南線と志布志線が結合され、この駅は繁忙を極めましたが、1972年には古江線（後の大隅線）が開通しました。

1987年には国鉄の分割民営化が行われ、志布志駅もJR九州の直営となりました。しかし、同年に志布志線や大隅線の全線が廃止され、駅の役割は変化しました。1990年には現在の駅舎へ移設され、無人駅として営業を続けています。

駅構造と施設

志布志駅は、単式ホーム1面1線を持つ地上駅で、4本の側線が接続しています。夜間には列車が1本留置され、毎朝早くから運行が再開されます。現在の駅舎は1990年に新設されたもので、ホームとは直角に配置されています。駅前にはバスターミナルが整備されており、地域交通の中心としての機能を果たしています。

バスターミナルは2018年に開設され、様々な方面へのアクセスを提供します。これにより、駅利用者がスムーズに移動できる環境が整いました。

駅周辺の魅力

志布志駅の正面には「サンポートしぶしアピア」と呼ばれる商業施設があり、日用品店やゲームセンターなどが入居しています。また、競艇場の外販売場もここに位置しています。駅の左側には、自然豊かな緑地公園が広がっており、訪れる人々に安らぎを提供しています。

周辺には志布志市役所や志布志郵便局、さらには観光名所として有名な枇榔島などもあります。枇榔島は亜熱帯植物が繁殖する特別な島で、国の天然記念物に指定されています。

駅の近くにはかつての志布志機関区に関連した「志布志鉄道記念公園」があり、C58 112などの保存車両が展示されています。この公園では、鉄道の歴史を今に伝える貴重なスポットとして、多くの訪問者を魅了しています。

まとめ

志布志駅はその歴史の中で多くの変遷を経て、現在に至るまで地域の交通の要所としての役割を果たしています。訪れる人々はこの駅を起点に、数々の観光スポットや文化財を楽しむことができるでしょう。

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