日本大通り駅

日本大通り駅：横浜のランドマークへの玄関口

横浜市中区日本大通に位置する日本大通り駅は、横浜高速鉄道みなとみらい線の駅で、駅番号はMM05です。副名称として『県庁・大さん橋』を冠しており、その名の通り、神奈川県庁や大さん橋国際客船ターミナルへのアクセスに非常に便利な立地にあります。

歴史と横浜DeNAベイスターズとの繋がり

2004年2月1日、みなとみらい線の開業と同時に開業した日本大通り駅は、その後、横浜DeNAベイスターズとの深い関わりを持つことになります。2012年シーズンには、当時監督だった中畑清氏によるメッセージ放送や球団ロゴの装飾が駅構内に施され、2013年には球団歌「熱き星たちよ」が発車メロディーとして採用されました。駅構内はベイスターズ一色となり、さらに一日乗車券のベイスターズバージョンも発売されるなど、大々的なコラボレーションが展開されました。2019年には発車メロディーが「勇者の遺伝子」に変更され、現在に至っています。また、2019年には可動式ホーム柵の運用も開始、そして2023年3月15日には大さん橋口が開業し、利便性が向上しました。

駅名の由来と計画段階

駅名は、横浜公園から港へと続く通り名である「日本大通」に由来します。この通りは、1866年の横浜大火後の外国人居留地と日本人居住地間の防火街路として計画され、1875年に「日本大通」と命名された日本初の西洋式街路です。計画段階では「県庁前駅」という仮称でしたが、神奈川県からの要望と横浜市港湾局からの「大さん橋」の追加要望を受け、現在の副名称となりました。

駅構造とバリアフリーへの配慮

日本大通り駅は、島式ホーム1面2線を有する地下駅です。改札階は地下1階（実際は地下2階相当）、ホーム階は地下3階（実際は地下4階相当）に位置し、改札口は1ヶ所です。エレベーターとエスカレーターが設置され、コンコース内には多機能トイレを含むトイレも完備されており、バリアフリーにも配慮された設計となっています。

利用状況と周辺環境

2023年度の1日平均乗降人員は約26,788人で、みなとみらい線内では5番目に多い乗降客数を誇ります。駅周辺は横浜市都心の一つ「横浜都心」に指定されており、関内地区の中心部に位置しています。周辺には、神奈川県庁舎、横浜スタジアム、横浜港大さん橋、横浜中華街、横浜赤レンガ倉庫、山下公園などの観光名所や、多くの官公庁、金融機関、商業施設が集中しています。

アクセスと周辺施設

日本大通り駅は、JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅から徒歩10分ほどの距離にあり、周辺には国道133号（本町通り・日本大通り）も走っています。周辺には、神奈川県庁舎、横浜市中区役所、横浜地方裁判所、横浜税関、横浜スタジアム、横浜中華街、横浜港大さん橋、山下公園など、数多くの公共機関や観光スポットが立地しています。また、横浜情報文化センターとは駅直結で、利便性も抜群です。路線バスも多数乗り入れているため、周辺地域へのアクセスも容易です。

隣の駅

みなとみらい線では、馬車道駅と元町・中華街駅に挟まれた位置にあります。特急は通過しますが、通勤特急、急行、各駅停車は全て停車します。

まとめ

日本大通り駅は、ビジネスと観光の両面で重要な役割を果たす、横浜の中枢を担う駅です。横浜DeNAベイスターズとのコラボレーションや、バリアフリーへの配慮、そして周辺環境の充実など、利用者にとって快適な空間を提供しています。今後の発展も期待される、横浜を代表する駅の1つと言えるでしょう。

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